●論点解説金、金融機関が強気見通しの論理＝マーケットエッジ

　バンク・オブ・アメリカは、今年１０〜１２月期の金相場が２５００ドルに到達する
見通しを示した。中央銀行と中国個人投資家の需要の底固さが指摘されている。更に欧
米投資家が利下げを織り込む「パーティー」に加われば、来年３０００ドル到達の可能
性もあるとしている。従来だと、金価格の上昇見通しには利下げを筆頭に挙げるものが
目立ったが、最近は中央銀行や中国の実需動向を指摘する動きが目立つ。中央銀行が実
際にどの程度の金を購入しているのかは時間が立たないと分からない部分も多いが、金
価格高騰でも値が崩れない背景に、現物需要が存在していることは間違いなさそうだ。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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