金・銀市況=金は続伸、午後に入り現物相場が堅調で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,453   +  1    11,505  + 47   : 2,357.62   +12.26
銀          137.0   +3.0     138.1  +2.4  : 2,812.00   +20.00
プラチナ     4,762   + 28     4,770  + 20   :   978.90   + 4.00
パラジウム   5,200   + 210    5,200  +210  : 1,083.75   +23.89
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.78   -0.11  ユーロ・ドル相場   1.0850  -0.0009
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【市況】
 金は続伸。先限は夜間取引で過去最高値を更新したものの、その後は利益確定の売り
で午前中、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて調整売りが優勢となり、小安く
なる場面があった。しかし押し目買いで午前中にプラスサイドに浮上。先限は正午に
22円高で推移。午後はドル建て現物相場が堅調に推移し、上げ幅を拡大した。
 銀はニューヨーク高を背景に先限が夜間取引で上昇。日中取引は上げ幅を縮小した
が、2.4円高で堅調に引けた。期先12月限が先限につれ高。期近中は出来ずも帳入
値は上昇。
 金、銀とも全限月が一代高値を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが1〜55円高、ゴールドスポットが43円高、銀
が2.4〜3.0円高。
 推定出来高は、金が7万4991枚、金ミニが1万1395枚、ゴールドスポット
が1万8118枚、銀が44枚。
【金は日中取引で一時小幅安も再浮上】
 金先限は夜間取引の序盤に1万1552円まで上伸し、さらに上場来高値を更新。日
中取引で一時小幅安となったが、再浮上となり、押し目買いの強さが感じられた。
 短期的な高値警戒感が強いが、米大手銀行のバンク・オブ・アメリカが今年第四半期
までにドル建て現物金相場は平均価格が2500ドルになると、ロイター通信が報じる
など金価格はまだ上値余地がありそうだ。ただ短期駅には日柄調整があってもおかしく
はない。目先は今夜発表の3月の米消費者物価指数(CPI)の反応の見極めが必要。

 ドルの先安感がさらに強まれば、投資家に加えて、各国中央銀行もドル資産の保有比
率を下げ、金の保有比率を引き上げる動きとの見方に変わりはない。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、欧州時間に2364.43
ドルの高値をつけ、過去最高値をさらに更新した。ニューヨーク時間では米10年債の
利回り低下、強気のテクニカル要因に支援された。アジア時間では利食い売り先行
もようも2345ドルが支持線となり、下値堅く推移。午後になり、2359ドル台ま
で上昇。
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