−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 金 (24/ 6) 2351.7 2388.8 2343.1 2372.7 + 24.3 (24/ 8) 2371.8 2410.4 2365.0 2394.6 + 24.5 銀 (24/ 5) 2804.5 2855.5 2784.0 2825.0 + 19.8 (23/ 7) 2832.0 2881.5 2812.0 2852.7 + 19.7 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) 金 252,216 355,746 505,601 (+ 387) 銀 105,152 179,432 175,072 (+ 675) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。 ======================================= ・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 38,459.08 - 2.43 前日 153.16/18 1.0741/43 ・ナスダック 16,442.20 + 271.84 本日 153.26/28 1.0726/28 ・10年米国債利回り 4.57 + 0.02 ・NY原油 (24/ 5) 85.02 - 1.19 ・SPDR保有金残高 828.45 - 0.26 注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日 本時間の翌日の午前8時)に更新予定。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニューヨーク金は急反発、銀は続伸。終値の前日比は金は24.2〜25.7ドル 高、中心限月の6月限が24.3ドル高、銀が19.7〜21.5セント高、中心限月 の5月限は19.8セント高。 金6月限は急反発。時間外取引では、押し目を買われて堅調となった。ただ予想以上 の米消費者物価指数(CPI)で米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退して おり、買い一巡後は戻りを売られた。日中取引では、欧州中央銀行(ECB)の利下げ 示唆や米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い優勢となった。その後はド ル安一服に上値を抑えられたが、押し目を買われると、序盤の高値を突破して急伸し た。 銀5月限は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化や金堅調を受けて買い優勢となっ た。 ニューヨーク金6月限は急反発。時間外取引では2343.1〜2364.1ドルの レンジで推移、前日比6.4ドル高の2354.8ドルとなった。6月限は高寄りした のち、押し目を買われて堅調となった。ただ予想以上の米消費者物価指数(CPI)で 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退しており、買い一巡後は戻りを売られ た。 日中取引では、欧州中央銀行(ECB)の利下げ示唆や米生産者物価指数(PPI) の伸び鈍化を受けて買い優勢となったのち、ドル安一服を受けて2365.2ドルで上 げ一服となった。その後は2349.4ドルで押し目を買われると、序盤の高値を突破 して急伸し、一代高値2388.8ドルを付けた。 欧州中央銀行(ECB)の利下げ示唆や米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支 援要因になった。3月の米PPIは前月比0.2%上昇と、2月の0.6%上昇から伸 びが鈍化した。市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財(モノ) の価格の下落によって相殺された。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬に 利下げを開始するとの見方が強まった。 ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で2784.0〜2815.5セントのレンジ で推移し、前日比0.3セント高の2805.5セントとなった。5月限は安寄りした のち、金の押し目を買われたことを受けて堅調となった。欧州時間に入ると、ドル高に 上値を抑えられた。 日中取引では、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い優勢となった。 その後はドル安一服を受けて2829.0セントで戻りを売られたが、金に押し目買い が入ると、2786.5セントで地合いを引き締めた。序盤の高値を突破すると、テク ニカル要因の買いが入って2855.5セントまで上昇した。 4月10日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1758万2173 オンス、銀は95万6699オンス増の2億9093万3231オンス。 今日の材料 ・欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな 文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。中銀預金金利を過去最高の 4.0%に据え置いた。 ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は理事会後の記者会見で、新たな検証によって インフレが目標に回帰しつつあるとのECB当局者の確信が強まれば、金利を引き下げ ることが「適切」になると述べた。 ・3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇となった。2月の0.6%上 昇から伸びが鈍化し、市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財 (モノ)の価格の下落によって相殺されており、インフレ再加速懸念を和らげる可能性 がある。 ・米金利先物市場では連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬の連邦公開市場委 員会(FOMC)で利下げを開始するとの見方が強まった。 ・米新規失業保険申請件数は前週比1万1000件減の21万1000件と、市場予想 の21万5000件以上に減少した。労働市場が引き続きかなり逼迫していることを示 唆した。 ・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、最新の物価に関する経済指標で、物価圧 力が継続的に緩和していくとの十分な確信を得るという点で、米連邦準備理事会(FR B)が望むところにまだ到達していないことが示されたと述べた。 ・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金融政策は現在「好位置」にあり、経済 情勢を踏まえると「極めて近い将来に金融政策を調整する明確な必要性はない」と述べ た。 ・国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、インフレ率は予想されていたよ り迅速に鈍化しているものの、完全に制御されたわけではないとの見解を示した。 MINKABU PRESS
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