プラチナ市況=プラチナは続落、NY安から売り優勢も4800円維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,835   +177    11,836  +153  : 2,384.92   +24.53
銀          140.0    0.0     143.0  +1.2  : 2,867.00   +18.00
プラチナ     4,769    -26     4,802   -32  :   962.50   -13.96
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,030.21   -20.01
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.34   +0.49  ユーロ・ドル相場   1.0610  -0.0048
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、円安や金堅調を受けて一部限月がプラスサイドに転
じたが、ドル高に振れると、戻りを売られ、先限は正午前に4790円台で買い拾われ
た。午後は金の反発、ドル建て現物相場の下値の堅さから午後2時以降は4800円割
れはなく、4800円を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが32〜13円安、プラチナスポットが14
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0246枚、プラチナミニが1027枚、プラチナス
ポットが5251枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は日中取引で4793円で買い拾われる】
 プラチナ先限は夜間取引の序盤に4771円まで下落し、押し目底を模索した。夜間
取引の前半に4838円まで反転し、一時,小高くなる場面があったが、戻り売り圧力
が強く、4776円まで軟化した。その後、下値を切り上げたが、日中取引で4838
円まで再浮上したが、午前10時前から売り優勢となった。4793円で買い拾われ、
4800円台に戻した。
 午前11時に中国の第1四半期の国内総生産が発表され、前年同期比5.3%増とな
り、昨年第四半期の5.2%増から加速した。ただし3月の鉱工業生産がは前年比4.
5%増となったが、1─2月の7.0%増からは鈍化、3月の小売売上高は3.1%増
と1─2月は5.5%増から減速を示した。これらの中国経済指標を受け、上海総合指
数は下落。ニューヨークプラチナは小幅まちまちで推移。今夜のニューヨークプラチナ
市場で中国経済がどう評価されるかに注目したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の974.73ドルから、975ドル台
に上昇したが、ドル高を受けて戻りを売られ、960.50ドルまで軟化。午後にな
り、いったん972ドル台まで戻したが、午後4時前に962ドル台で軟調に推移。
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