●論点解説穀物、米穀倉地帯の好天報告が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ穀物相場は、米穀倉地帯の好天見通し、米国産の輸出停滞の二点で上値の重い
展開が続いています。現状では週末も作付け作業は順調に進む見通し。また、米農務省
(USDA)の週間輸出成約高は低調だった。価格低下でも需要を喚起できていないこ
とが確認されています。南米産などとの競合に加えて、ドル高で米国産穀物は価格競争
力を失っています。アルゼンチンの病害報告などポジティブ材料も見られますが、少な
くとも産地好天見通しが変わるまでは、戻り売り優勢の地合が続きやすい。新規材料で
売り込まれているのではなく、買い材料の乏しさから上値を圧迫される展開が踏襲され
ています。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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