[今夜の視点]シカゴ大豆=アジア時間に上昇も一代安値が視野

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は堅調。5月限は1140セント台を回復している。チャート
上は1128.50セントの一代安値を維持できるかどうかが今夜の焦点となる。前日
は後述する中国の大豆輸入の減少などが弱材料されたが、今夜も下落局面で蒸し返され
る可能性もある。なお作付けが始まった米国産地の天気に現状不安はない。週末前はニ
ュースが出やすい南米産地の動向やドル高傾向、さらには乱高下している原油の動きに
も注意したい。

 前日のシカゴは期近から急反発。週間輸出成約高は74万トン台と事前予想レンジの
ほぼ中央だったが、中国が2024年第1四半期(1〜3月)の同国大豆輸入に関し
て、前年同期比11%減の1860万トンとなったことを発表したことが弱材料視され
た。またチャート上で直近の安値を割り込んだことで下げ幅が大きくなった、

 5月限は1133.00セントまで下落した後、引けも1134.25セントとあま
り戻さなかった。一代安値の1128.50セントが完全に視野に入ってきた。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 生産者物価指数 2024年3月(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【経済】 15:00 小売売上高 2024年3月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【商品】 4/20 04:30 建玉明細報告(CFTC)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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