アジア株 香港株は大幅続伸、好決算受け投資家心理改善 豪州株は大幅安、年内利下げ観測消滅 来週は小売売上高

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は大幅続伸、好決算受け投資家心理改善 豪州株は大幅安、年内利下げ観測消滅 来週は小売売上高

東京時間14:03現在
香港ハンセン指数   17599.64(+315.10 +1.82%)
中国上海総合指数  3076.92(+24.02 +0.79%)
台湾加権指数     20168.22(+310.80 +1.57%)
韓国総合株価指数  2657.47(+28.85 +1.10%)
豪ASX200指数    7572.20(-110.81 -1.44%)
インドSENSEX30種  74244.06(-95.38 -0.13%)

アジア株はまちまち。

香港株は大幅続伸、昨年11月以来の高値をつけている。石油会社大手の中国海洋石油は5.5%高、第1四半期の純利益が過去最高を記録したことが好感されている。中国石油天然気や中国石油化工の決算への期待も高まっている。米アルファベットとマイクロソフトが時間外で上昇していることを受け、シャオミやJDドットコム、美団、レノボ、アリババ、テンセントホールディングス、ネットイース、バイドゥなどハイテク関連も上昇。また、中国不動産開発会社大手の中国海外発展の好決算を受け、不動産不況に対する懸念がやや緩和しており、龍湖集団やCG SERVICES、新世界発展、華潤置地、九龍倉置業地産投資、新鴻基地産発展など不動産株も軒並み上昇している。中国海外発展は3.3%高。

休場明け豪州株は大幅下落している。予想を上回る消費者物価指数を受け年内の利下げ観測が消滅した。来週は小売売上高が発表されるが、予想外に好調な結果となれば、豪中銀が追加利上げの議論を再開する可能性が高まる。豪中銀は前回3月会合では利上げを検討しなかったが、インフレ鈍化を確信するには時間を要するとしており、頑固なインフレ統計を受けタカ派姿勢を示す可能性がある。30日には3月の小売売上高が発表され、日本GW明け後の7日には豪中銀政策金利が発表される。

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