−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 6 2,322.3 - 1.9 シカゴ大豆 2024/ 7 1,227.75 -18.75 NY銀 2024/ 7 2,760.1 + 5.7 シカゴコーン 2024/ 7 458.50 -8.50 NYプラ 2024/ 7 984.6 - 3.8 NY原油 2024/ 6 78.99 +0.61 NYパラ 2024/ 6 956.30 -23.40 ドル・円 155.62 +0.93 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155.60円台で推移 NY外為市場でのドル円は買い戻しが続く中、155円台に再浮上した。全体的には ドルの買い戻しが優勢となる中、米国債利回りが上昇しており、ドル円の下値を支え た。先週のFOMCや米雇用統計を受けて年内利下げ期待が復活しているが、FOMC 明けのFRB幹部の発言は比較的タカ派な内容が多く見受けられ、若干の見直しの動き も出ていたもよう。来週のインフレ指標を待ちたい雰囲気に入って来ている。 ドル円については、介入観測に伴う、先週の160円台前半から151円台後半への 急落の38.2%戻しが155円ちょうど付近に来ており、その水準を回復してきてい る。50%戻しが156円ちょうど付近にあるが、その水準を試しそうな雰囲気が出て いる。ただし、再度160円を積極的に目指そうという雰囲気まではない。 ◎NY貴金属=反発、イスラエルによるハマス掃討開始を警戒 ニューヨーク金は小幅続落、銀は反発。 金6月限は小幅続落。時間外取引では、米金融当局者のタカ派の見方と、市場での利 下げ見通しを受けて方向性を模索する値動きとなった。日中取引では、押し目を買われ る場面も見られたが、ボストン地区連銀総裁のタカ派の見方を受けて上げ一服となっ た。 銀7月限は日中取引のドル安が支援要因になったが、金の上げ一服に上値を抑えられ た。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入 ると、戻り売り圧力が強まった。日中取引では、序盤の売り一巡後は押し目を買われ た。 パラジウム6月限は時間外取引のドル高を受けて売り圧力が強まると、テクニカル要 因の売りが出て軟調となった。 ◎LME=反落、欧米株が堅調に推移も戻り鈍く軟調 アルミ3カ月物は反落。2564ドルで軟調で取引を開始。その後、値を落としなが らも2548ドルを下値支持線とするもちあいとなっていたが、アジア株の頭重い足取 りが重石となるなかこれを割り込んだことで手仕舞い急ぎの売りが誘発され2519ド ルの安値まで一気に軟化。しばらく2534ドルを上値抵抗線とする低迷場面を演じた 後、終盤には買い戻す動きが広がり2550ドル台を回復。マイナスサイドながら 2550ドル台は維持して取引を終えた。 銅3カ月物は反落。これまでの大幅高の後で修正基調が強まるなか売り優勢で運ばれ た。1万0003.50ドルと軟調で取引を開始した後、アジアの時間帯序盤は1万 ドルを下値支持線として高下する動きが見られたが、これを割り込んだことで崩れた。 9920ドルを割り込んだところで買い戻されたが戻り待ちの売りに崩され9819. 50ドルの安値まで軟化。欧米株が堅調に推移にも戻りは鈍く、9850〜9910ド ルのレンジで軟調に推移した。 ◎NY原油=総じて下落、米金融当局者のタカ派発言が続く ニューヨーク原油の期近は反発。 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部のラファ検問所付近を制圧し、難民を含め て約120万人のパレスチナ人の逃げ場がなくなっているなか、イスラエル軍がラファ 全域の掌握を開始するリスクが意識された。イスラム組織ハマス掃討を目指した地上侵 攻が本格化すると、民間人の死傷者数が膨れ上がり、イスラエルに対する反感が高まる 見通し。イスラエルとハマスの停戦協議は合意に向かうと期待されている反面、イスラ エルは合意には遠いとの認識を示している。 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近は続伸。昨年と比較して、需 要の低迷が続いていることが改質ガソリンの重し。 ◎シカゴ大豆・コーン=期近から大幅安、需給報告前の玉整理が強まる 大豆は期近から大幅下落。 10日に米農務省(USDA)月例需給報告を前にして玉整理基調が強まり売り優勢 となった。24/25年度の増産予測に加え、これまで大きく上昇した後の修正が入っ たことで下げ幅は大きくなった。また、米産地での天候回復観測も弱材料となった。 コーンは軒並み軟調。 米農務省(USDA)による月例需給報告の発表を10日に控えるなか、これまでの 上昇後の修正色が強まり売り優勢に転じた。大豆の大幅下落も売りを呼ぶ要因となり 7月限は終値ベースで460セントを割り込んだ。 MINKABU PRESS
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