ゴム午前=上海安を受けて主要限月は軟調、商いは盛り上がりを欠く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、期中10月限を含み主要限月が軟調。寄り付きでは、上海夜間安
を背景に、水準を引き下げる限月が目立った。中盤に入っても、日中取引の上海ゴムが
軟調に推移していることから、売り物がちの展開となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時17分現在のRSS3号は前営業日比2.4円安〜0.9円高。活発限月
の10月限は同1.0円安の308.8円、期先4月限は出来ず、推定出来高は300
枚(前日夜間取引含む)。

【新規材料待ち】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海安を背景に、総じて軟調な展開となってい
る。ただ、商いは盛り上がりを欠いている。活発限月の10月限は、307円付近を中
心に弱もち合いとなっており、活発な値動きはみられない。
 産地は、雨季に入っており、季節的要因からは今後、供給が増加する。このため、売
りが出やすい。ただ、このような季節的要因もある程度、このところの出来高の減少を
みると、織り込まれているようだ。現状、JPXゴムRSS3号の活発限月の10月限
は、300〜310円前後でのもみ合いとなっているが、このレンジから放れるには、
新たな材料が必要のようだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りが優勢となり、同
0.8〜0.4セント安で推移している。

 上海ゴムは堅調。午前11時10分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比150元安の1万4170元で推移している。

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