シカゴ大豆の夜間取引は強含み。7月限はここまで1213〜1216セント台で推 移。前日はデイリーでの大口輸出成約報告が強材料視される一方、後述する全米油糧種 子加工業者協会(NOPA)の4月の大豆圧砕高が弱材料視されるなど、強弱材料が交 錯したが、続いて発表されやすいデイリーの大口輸出成約の有無にも今夜は注目した い。また米国産地がイリノイ州以外では雨勝ちの天気となっているため、作付け遅れ懸 念が浮上するのか否かも焦点となる。また今夜は週間輸出成約高も発表される。 前日のシカゴ大豆は総じて小幅続落。ドル安やデイリー報告で18万トンの大豆の大 口輸出成約が発表されたことや、米国産地の降雨で作付け遅れ懸念から強気の反応する 場面もあったが、小麦中心に穀物が続落したことで高値から大きく崩れてマイナスサイ ドまで売られた。また注目されたNOPAの4月の大豆圧砕高が1億6600万トン と、事前予想平均の1億8300万トンを大幅に下回り7カ月ぶりの低水準となったこ とも圧迫要因。 7月限は1232.25セントまで急伸したが、引けは1213.50セントまで崩 れた。 <今夜の予定> ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 住宅着工・許可件数 2024年4月(商務省) 【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 21:30 輸出入物価指数 2024年4月(労働省) 【経済】 21:30 製造業景況指数 2024年5月(フィラデルフィア連銀) 【経済】 22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2024年4月(FRB) 【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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