続伸、主要産油国による生産調整に期待=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=16.50(+2.72 +19.74%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.75~2.72ドル高。その他の限月は0.81ドル安~0.36ドル高。 

 新型コロナウイルスによる石油需要の蒸発で過剰在庫が増加し、貯蔵施設が満たされることによる暴落が引き続き警戒されている一方で、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした主要な産油国が早急に生産量を抑制することによる供給見通しの改善が期待されている。OPECプラスは日量970万バレルの減産を5月から実施することで合意しているなかで、クウェートはすでに供給を減らしていることを明らかにした。減産に消極的だったロシアも非効率的な油井の閉鎖や原油の焼却を選択肢に入れつつ、合意を確実に履行しようとしている。

 時間外取引で6月限は13.35ドルまで弱含んだが、下値は限定的。下げを消すと前日高値の16.19ドルを試す場面があった。通常取引開始後は買いが強まり18.26ドルまで上げた。

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