米株価指数先物(6月限)(NY時間08:59)(日本時間21:59) ダウ先物 39936(-70.00 -0.17%) S&P500 5337.25(-8.00 -0.15%) ナスダック100先物 18802.25(+3.00 +0.02%) 米株価指数先物市場でダウ先物が軟調なほか、S&P500ナスダック100とも上値の重い展開。今年の株高を維持できるか、投資家は引け後のエヌビディア<NVDA>の第1四半期決算を待っている。 好調な米決算シーズンのフィナーレを飾る同社の決算は、売上高の243%増が予想されているが、年初来で90%上昇している株価は、さらなる上昇への高いハードルを設定するリスクも懸念されている。好決算は予想されているものの、投資家の高い要求を満たせるか、反応が注目される。 AIチップを取り扱うデータセンター部門の売上高予想は211億ドルと前年比4.9倍が見込まれており、第2四半期は228億ドルが見込まれている。第2四半期のガイダンスと合わせて期待に応えるか注目。 また、市場ではインフレが高止まりし、FRBの利下げが予想ほど早まらないのではと懸念している。FOMC委員は利下げについて様子見スタンスの必要性を繰り返し示唆している。本日は午後に前回分のFOMC議事録の発表が予定されている。 一部からは「株価が最高値を更新している中、現在の水準以上に株価が上昇するためには、ゴルディロックス的な経済データ、FRBのタカ派サプライズの不在、安定した利回り、小売企業の好業績、エヌビディアの堅実なガイダンスが必要だ」との声も出ている。 総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け時間外で下落。先週発表のウォルマート<WMT>などの競合他社のガイダンスに比べて見劣りしていた点が失望感に繋がっている模様。 アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が決算を受け時間外で上昇。既存店売上高が予想を上回る増収だったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。フリーピープル、アンソロポロジーの業績が好調だった。 ヨガウエアメーカーのルルレモン・アスレティカ<LULU>が時間外で下落。前日引け後に組織改革を発表し、チョウ最高プロダクト責任者(CPO)が退社することを明らかにした。今回の組織変更が不評なようだ。 (NY時間09:09)(日本時間22:09)時間外 ターゲット<TGT> 140.70(-15.08 -9.68%) アーバン・アウトフィッターズ<URBN> 42.50(+1.18 +2.86%) ルルレモン<LULU> 309.00(-13.98 -4.33%) アップル<AAPL> 192.02(-0.33 -0.17%) マイクロソフト<MSFT> 429.85(+0.81 +0.19%) アマゾン<AMZN> 183.92(+0.77 +0.42%) アルファベット<GOOG> 177.80(-1.74 -0.97%) テスラ<TSLA> 183.04(-3.56 -1.91%) メタ<META> 466.98(+2.35 +0.51%) エヌビディア<NVDA> 957.00(+3.14 +0.33%) AMD<AMD> 165.70(+1.04 +0.63%) イーライリリー<LLY> 805.00(+1.83 +0.23%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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