反発、主要産油国の追加減産は不可避との観測広がる=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=13.78(+2.21 +19.10%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.00~2.21ドル高。その他の限月は1.56~2.34ドル高。 

 新型肺炎による急激な需要の落ち込みで過剰在庫が溢れており、世界的に石油の備蓄施設が不足し、貯めておけなくなった石油が市場へ流入することが警戒されているものの、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が追加的な減産を強いられるとの観測が強まっていることが相場を支えた。OPECプラスは今月、日量970万バレルの減産を来月から開始することで合意したばかり。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、原油在庫は統計開始以来の過去最高水準に迫っている。

 時間外取引で6月限は14.19ドルまで上昇した後、押し戻されると10.26ドルまで下げに転じた。ただ、通常取引開始に向けて買いが盛り返し、16.18ドルまで上げた。

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