プラチナ市況=プラチナは続落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,824   +102    11,851   +92  : 2,343.45   +16.60
銀          157.0   -4.1     158.3  -1.7  : 3,106.00   -30.00
プラチナ     5,154    -54     5,187    -4  : 1,025.60    -1.80
パラジウム   4,800   -200     4,800  -200  :   949.36    +7.37
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.92   +0.06  ユーロ・ドル相場   1.0816  +0.0023
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは金堅調を受けて買い優
勢で始まったのち、円高やドル建て現物相場の軟調を受けて戻りを売られた。午後に入
ると、軟調となったが、ドル高一服が下支えになった。パラジウムの商いは成立せず、
帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが54〜4円安、プラチナスポットが7円
安、パラジウムが200円安。
 推定出来高は、プラチナが1万0050枚、プラチナミニが822枚、プラチナスポ
ットが3790枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは調整局面を継続】
 プラチナ先限は5160円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=156円台後半で推移した。
 プラチナは金堅調につれ高となる場面も見られたが、アジア市場でドル高に振れ、戻
りを売られた。米国内総生産(GDP)が下方改定されたが、今夜発表の4月の米個人
消費支出(PCE)デフレータでインフレ高止まりが示されることに対する警戒感が出
ている。一方、この日に発表された5月の中国の製造業・非製造業購買担当者景気指数
(PMI)は予想以下となり、中国経済の先行き懸念が残る。製造業は49.5と前月
の50.4や事前予想の50.5に加え、節目となる50も下回った。非製造業は
51.1と前月の51.2や事前予想の51.5を下回った。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1028.03ドルから、ユーロ安を
受けて軟調となった。午後に入ると、ドル高一服を受けて1020ドル台で下げ一服と
なった。
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