NY貴金属引け速報=プラチナ除き大幅安、米PCEデフレータ弱気にも軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   24/ 6  2322.9  - 20.0       プラチナ    24/ 7  1042.0   +  4.0
         24/ 8  2345.8  - 20.7               24/10  1053.9   +  3.4
    銀   24/ 7  3044.0  -109.4       パラジウム   24/ 6   905.60  - 45.80
        24/ 9  3076.7  -110.5               24/ 9   912.90  - 45.80
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 ニューヨーク金、銀は大幅安。終値の前日比は金は20.8〜20.0ドル安、中心
限月の8月限が20.7ドル安、銀が115.4〜109.1セント安、中心限月の7
月限は109.4セント安。
 金8月限は反落。時間外取引では、4月の米個人消費支出(PCE)デフレータの発
表待ちムードのなか、小幅安で推移。日中取引は、PCEデフレータが事前予想を下回
る弱気の数字となったことを受け、地合いを引き締め、上昇に転じた。序盤の1時間程
度は買いが先行したが、その午後は月末の手じまい売り先行もようとなった。5月のシ
カゴ購買部協会景気指数(PMI)も事前予想より弱気の数字となったが、銀が大幅続
落となったことなどが警戒され、下げ幅を拡大した。米10年債利回り低下を受け、終
盤に下値を切り上げる場面があったが、反発力は弱く、20ドルを超える下落で引け
た。
 銀7月限は、大幅続落。時間外取引は、小幅続落で推移。日中取引は米PCEデフレ
ータが弱気の数字となったことを受け、序盤、買い優勢となった。しかし前日、大幅安
で引け、当面の高値出尽くし感から手じまい売り先行もようとなり、上げ幅を削った
後、下げ足を速めた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小反発、パラジウムは大幅続落。前日比
は、プラチナが2.3〜4.8ドル高、中心限月の7月限が4.0ドル高、パラジウム
が46.50〜45.10ドル安、中心限月の9月限は45.80ドル安。
 プラチナ7月限は小反発。時間外取引では、買い優勢でなり、欧州時間に入ってから
も堅調に推移した。日中取引では、(PCE)デフレータが弱気の数字となったことを
受け、上げ幅を拡大した。金、銀の軟化、中国の景気先行き不透明感が圧迫要因となっ
たが、現物相場が堅調に推移から小幅高で引けた。
 パラジウム9月限は大幅続落、時間外取引では小幅高で推移。日中取引に入り、金、
銀の軟化を嫌気し、下げに転じ、大幅安となった。
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