●論点解説原油、サウジアラムコ7月のOSP引き下げ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は6日ぶりの反発になった。米原油・石油製品在庫の増加で一段安を試すこ
とも可能だったが、さすがに売られ過ぎ感が強まり修正高になった。石油輸出国機構
(OPEC)プラスの需給管理に不信感があるとはいえ、7〜9月期は現在の減産規模
が維持される計画であり、短期需給環境・見通しが急変した訳ではない。
 Reutersによると、サウジアラムコは7月のアジア地区向け公式販売価格(O
SP)を6月の+2.90から+2.40ドルまで0.50ドル引き下げた。引き下げは
2月以来、5ヵ月ぶりのことになる。アジア地区の需給引き締まり状態がある程度は緩
和されるとの見方が反映されている可能性はネガティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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