プラチナ市況=プラチナは総じて反落、現物相場の低迷で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,676   -  4    11,709  - 22  : 2,312.58   - 2.20
銀          149.0    0.0     147.5   0.0  : 2,925.00   -16.00
プラチナ     4,841   - 66     4,797  - 70  :   948.32   -11.08
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   895.14   - 0.13
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.15   -0.09  ユーロ・ドル相場   1.0803  +0.0059
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。プラチナは円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、金軟調につれ安となり、先限は正午前に64円安で軟調
に推移。ドル建て現物相場が950ドル水準で低迷から下げ幅を拡大し、70円安で引
けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが70〜36円安、プラチナスポットが60
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9964枚、プラチナミニが921枚、プラチナスポット
が3566枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は下げ幅を拡大、綺麗な下降トレンドのチャート】
 プラチナ先限は午後になり、下げ幅を拡大し、4790円まで下落。5月8日以来の
安値をさらに更新。綺麗な下降トレンドのチャートとなっている。次に下値のメドは
4750円の節目、5月8日の安値4727円が挙げられる。
 5月の米消費者物価指数(CPI)が予想より弱い数字となったが今月に入り、原油
価格が反発しておる、今後のインフレの火種になる可能性もあり、米金利引き下げは
12月の1回にとどまる見込みがドル建て現物相場の戻り圧迫要因。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の955.72ドルから、金軟調につれ
安となった。午後になり一時945ドルまで下落。950ドル割れが続くと、200日
移動平均線が通る929ドル水準が次の下値のメドになる。
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