【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続伸。夜間取引でドル建て現物相 場が980ドル台に上昇、その後、1ドル=158円台前半の円安から買い優勢となっ た。日中取引は夜間取引の上昇を引き継ぎ、堅調に推移。期先は序盤、20円超の上昇 で推移。午前10時前からドル建て現物相場が金につれ高となり、980ドル台に再浮 上すると、上げ幅を拡大した。先限は5000円台を維持して堅調に推移。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時27分現在の前営業日比は、プラチナが32〜61円高、プラチナミニが 27.0〜39.0円高、プラチナスポットが114円高、パラジウムが出来ず。 午前11時27分現在の出来高は、プラチナが6221枚、プラチナミニが843 枚、プラチナスポットが5588枚、パラジウムが0枚。 【JPX金の戻り高値更新が買い方に有利に働く】 プラチナは堅調。ドル建て現物相場の上昇に加え、JPX金先限が順調に今月10日 以来の戻り高値を更新していることも買い方に有利に働いている。中国の株式市が寄り 付く直前に金、プラチナの現物価格が上昇しており、中国から買いが先行した可能性あ り。プラチナのドル建て現物相場は一時980ドル台に乗せ、中期線である50日移動 平均線(982ドル)超えを試した。金、銀と比べ割安感もあり、買い過剰感がない。 プラチナ先限は午前の取引で5016円まで上昇。その後、上げ幅を縮小も5000 円割れはない。19日のニューヨークプラチナ市場が休場だったため、薄商いながら、 節目の5000円乗せで買い戻しの動きはあるもよう。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の973.50ドルまで押し目を形成し たが、押し目買いで970ドル台後半に反転。日本時間の午前10時過ぎには980ド ル台に乗せ、984.24ドルまで上昇。980ドル台は売り圧力強く、979ドル台 に反落も堅調。 午前11時30分現在、プラチナは976.28ドル、パラジウムが891.39ド ルで推移。 前営業日の大引け時点はプラチナが979.10ドル、パラジウムが908.33ド ル。 MINKABU PRESS
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