日経平均株価 始値 22338.53 高値 22581.40(14:52) 安値 22167.16(10:17) 大引け 22555.43(前日比 +276.95 、 +1.24% ) 売買高 15億9054万株 (東証1部概算) 売買代金 2兆7347億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は3日ぶり大幅反発、円高一服と中国などアジア株高を受け切り返し 2.米中貿易摩擦激化への懸念はくすぶるも、先物主導で買い戻しが進む展開に 3.医薬品や食品、電力ガスなど内需系のディフェンシブ株に買いが目立つ 4.値上がり銘柄数も1300弱に膨らみ、全体売買代金は2兆7000億円超 5.ファーストリテなど日経平均寄与度の高い値がさ株買われ、全体押し上げる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは287ドル安と6日続落した。米中の貿易摩擦が激化し企業業績への影響を警戒した売りが優勢だった。個別ではボーイングやキャタピラーなど中国関連株が引き続き売られた。 東京市場では、朝方は日経平均株価が下値を探る展開をみせていたが、前引けは小幅プラス圏で着地。後場は一貫して上値を指向する展開となった。 20日の東京市場は、前日の米株安を背景にリスク回避の流れが意識されたものの、前場後半を境に外国為替市場でドル高・円安に振れたことなどを受け、買い優勢に転じた。米中貿易摩擦激化への懸念が引き続きくすぶるものの、中国・上海市場をはじめアジア株が強調展開となったことなどを追い風に買い戻しが進んだ。先物主導の上げで、日経平均寄与度の大きい値がさ株などへの買いが目立つ。また、業種別には医薬品や食品、電力ガスなど内需系のディフェンシブストックに資金が流入した。東証1部の値上がり銘柄数も朝方は500前後に過ぎなかったが大引け時点で1300弱まで増加、売買代金も2兆7000億円を上回るなど活況だった。 個別ではファーストリテイリング<9983>が大きく買われ、第一三共<4568>も人気を集めた。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>なども高い。ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が一時ストップ高に買われ、三菱ロジスネクスト<7105>、ネオス<3627>も大幅高。シンクロ・フード<3963>、ジェイリース<7187>、千趣会<8165>なども物色人気となった。マネックスグループ<8698>も活況高。 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、村田製作所<6981>が利益確定売りに押された。資生堂<4911>、昭和電工<4004>も値を下げた。日本新薬<4516>、メディパルホールディングス<7459>が大幅安となったほか、神戸製鋼所<5406>、日本ケミコン<6997>、リンテック<7966>なども水準を切り下げた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約127円。うち65円はファストリ1銘柄によるもの。 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は資生堂 <4911> 、日東電 <6988> 、スズキ <7269> 、伊藤忠 <8001> 、住友商 <8053> 。押し下げ効果は約12円。 東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)電気・ガス業、(3)食料品、(4)その他金融業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)鉄鋼、(3)海運業、(4)卸売業、(5)銀行業。 ■個別材料株 △nms <2162> [JQ] ユウソリューションズと業務提携。 △アエリア <3758> [JQ] ブロックチェーンプロジェクト第2弾を7月にサービス開始。 △ガンホー <3765> 6月27日に新作発表会を実施。 △リミックス <3825> [東証2] INMホールディングスと資本・業務提携。 △ウォンテッド <3991> [東証M] 電通と業務提携。 △ライドオンE <6082> いちよし証券がレーティングを「A」に格上げ。 △オンキヨー <6628> [JQ] 米DTS社と業務提携や資本提携を視野に入れた検討を開始。 △日東工 <6651> パナソニックと配電盤事業などで包括的な協業を検討。 △ビジョナリー <9263> [JQ] 22年4月期に営業利益25億円目指す中計を評価。 △アークランド <9842> 3-5月期(1Q)経常は6%増益で着地。 ▼MKシステム <3910> [JQ] 過年度ライセンス費用の追加支払いと今期特損計上を発表。 ▼ピープル <7865> [JQ] 5月売上高は51%減。 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ライドオンE <6082> 、(2)ロジスネクス <7105> 、(3)きちり <3082> 、(4)ネオス <3627> 、(5)ニッカトー <5367> 、(6)ランド <8918> 、(7)内田洋 <8057> 、(8)シンクロ <3963> 、(9)アークランド <9842> 、(10)ジェイリース <7187> 。 値下がり率上位10傑は(1)オリンピック <8289> 、(2)日本新薬 <4516> 、(3)メディパル <7459> 、(4)キムラタン <8107> 、(5)日ケミコン <6997> 、(6)ベステラ <1433> 、(7)やまびこ <6250> 、(8)神戸鋼 <5406> 、(9)リンテック <7966> 、(10)コネクシオ <9422> 。 【大引け】 日経平均は前日比276.95円(1.24%)高の2万2555.43円。TOPIXは前日比8.83(0.51%)高の1752.75。出来高は概算で15億9054万株。東証1部の値上がり銘柄数は1287、値下がり銘柄数は728となった。日経ジャスダック平均は3920.83円(5.13円高)。 [2018年6月20日] 株探ニュース
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