NYプラチナ市況=続伸、欧州時間からのドル安で買い戻される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   996.8     1012.3       989.5      1001.8    +  5.4
         (24/10)  1007.9     1024.6      1000.2      1013.8    +  5.7
 パラジウム  (24/ 9)   923.00     990.00      919.00      975.60   + 51.00
         (24/12)   943.00     988.50      943.00      974.80   + 47.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          40,767         53,050        81,213       (-  3,835)
 パラジウム          7,686          9,309        28,544       (-    295)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,411.21  + 260.88
     前日  159.72/74   1.0694/96   ・ナスダック         17,496.82  - 192.54
     本日  159.58/60   1.0734/36   ・10年米国債利回り      4.25      0.00
・NY原油  (24/ 8)   81.63 + 0.90  ・SPDR保有金残高    831.93  -   1.72
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比は、プラチナが5.4〜7.5ドル高、
中心限月の10月限が7.1ドル高、パラジウムが22.90〜26.20ドル高、中
心限月の9月限は26.00ドル高。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、戻りを売られたが、欧州時間に入ると、
買い戻されて堅調となった。日中取引では、ドル安を受けて買い優勢となったが、ドル
安が一服すると、上げ一服となった。
 パラジウム9月限は、他の貴金属の堅調などを背景に買い戻し主導で上昇した。
 プラチナ10月限は時間外取引を1000.2〜1019.6ドルのレンジで推移
し、前日比6.6ドル高の1014.7ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、戻
りを売られたが、欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となった。
 日中取引では、ドル安を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破すると、
テクニカル要因の買いが入って1024.6ドルまで上昇した。その後は、ドル安一服
を受けて上げ一服となった。
 欧州時間からのドル安が支援要因になった。米総合購買担当者景気指数(PMI)の
上昇を受けてドル高に振れたが、次の材料待ちとなるなか、調整局面となった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を919.00〜967.00ドルのレンジで推移
し、前日比34.40ドル高の959.00ドルとなった。9月限は安寄りしたのち、
他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて上値を
伸ばした。
 日中取引は、ドル安を受けて買い優勢となり、990.00ドルまで上昇した。その
後は、ドル安一服に上値を抑えられたが、959.50ドルで押し目を買われた。
 21日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万9913
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1365オンス。
今日の材料
・6月の独IFO業況指数は88.6と予想外に低下した。国内経済に対する悲観的な
見方が強まった。予想では、5月の89.3から89.7へ上昇するとみられていた。
・欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、中東の紛争がレバ
ノンに拡大する瀬戸際にあると述べた。
・欧州連合(EU)加盟国は、凍結されたロシアの資産から得た収入14億ユーロをウ
クライナ支援に充てることで合意した。
・カナダのフリーランド副首相は、中国製の電気自動車(EV)に追加関税を課すかど
うかを検討しており、一般からの意見(パブリックコメント)を募ると発表した。
・米国防総省は、ウクライナが米国から供与された地対地ミサイルでクリミア半島を攻
撃したことを巡り、攻撃目標の決定はウクライナが独自に行っているとの見解を示し
た。
・米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、米連邦準備理事会(FRB)のバラン
スシート縮小について、住宅ローン担保証券(MBS)の積極的な売却に柔軟であるべ
きとの見解を示した。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレの一段の低下をなお見込んでお
り、利下げへの扉が開かれるとの見方を示した。
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