NYプラチナ市況=反落、予想以上の米消費者信頼感指数が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   999.4     1008.4       983.5       986.4    - 15.4
         (24/10)  1013.5     1020.4       995.8       999.0    - 14.8
 パラジウム  (24/ 9)   975.00     990.00      925.50      936.20   - 39.40
         (24/12)   960.00     972.00      930.00      940.30   - 34.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          36,470         40,896        78,917       (-  2,296)
 パラジウム          7,995          7,747        27,850       (-    694)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,112.16  - 299.05
     前日  159.58/60   1.0734/36   ・ナスダック         17,717.66  + 220.84
     本日  159.65/67   1.0714/16   ・10年米国債利回り      4.23  -   0.02
・NY原油  (24/ 8)   80.83 - 0.80  ・SPDR保有金残高    829.05  -   2.88
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比は、プラチナが15.9〜12.8ドル
安、中心限月の10月限が14.8ドル安、パラジウムが42.40〜31.00ドル
安、中心限月の9月限は39.40ドル安。
 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、ドル安を受けて買い戻されて堅調となっ
た。欧州時間に入ると、戻りを売られた。日中取引では、予想以上の米消費者信頼感指
数や金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム9月限は、欧州時間に売り圧力が強まると、他の貴金属の軟調につれ安と
なった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1006.5〜1020.4ドルのレンジで推移
し、前日比2.2ドル安の1011.6ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、ド
ル安を受けて買い戻されて堅調となった。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。その後は、予想以上の米消費者信
頼感指数や金軟調を受けて下げ幅を拡大し、995.8ドルまで下落した。
 欧州時間からのドル高や予想以上の米消費者信頼感指数が圧迫要因になった。6月の
米消費者信頼感指数は100.4と5月の101.3から低下したが、市場予想の
100.0を上回った。
 パラジウム9月限は、時間外取引を952.00〜990.00ドルのレンジで推移
し、前日比16.10ドル安の959.50ドルとなった。9月限は安寄りしたのち、
ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて急落した。
 日中取引は、ドル高を受けて売り優勢となった。その後は、他の貴金属の軟調につれ
安となり、925.50ドルまで下落した。
 24日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万9913
オンス、パラジウムは同5170オンス減の4万6195オンス。
今日の材料
・イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は、レバノンのイスラム教シーア派勢力ヒズ
ボラとの紛争の解決に努める方針を示し、外交的解決を望むと述べた。
・オースティン米国防長官は、米国はイスラエルとレバノンの国境付近に住む双方の民
間人が自宅に戻れるような外交合意に向けて緊急的に取り組んでいると述べた。
・米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は、政策金利を「しばらく」据え置けば
インフレを抑制できる可能性が高いが、必要であれば利上げの用意があると改めて表明
した。
・4月の米住宅価格指数は前年同月比で6.3%上昇となった。3月は6.7%上昇だ
った。前月比では0.2%上昇。3月は横ばいだった。
・6月の米消費者信頼感指数は100.4と5月の101.3(前回発表の102.0
から改定)から低下した。市場予想は100.0だった。12カ月先のインフレ期待は
5月の5.4%から5.3%に低下した。
・米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は、経済が期待通りに推移すれば、FRB
は利下げに向けた軌道に乗っていると述べた。ただ具体的な時期については明言を避け
た。
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