【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目を買われたことが 下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが74〜19円安、プラチナミニが 49.0〜22.0円安、プラチナスポットが99円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万1432枚、プラチナミニが727 枚、プラチナスポットが2188枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは戻りを売られる】 プラチナはテクニカル要因の買いが一巡し、戻りを売られた。26日にニューヨーク の指定倉庫在庫が減少し、実需筋の買い戻しが入った。1000ドル台で戻りを売られ た。前日は米国債の利回りが低下し、ドル安に振れたが、今夜の米個人消費支出(PC E)デフレータの発表を控えて手じまい売りが出た。またプラチナETF(上場投信) から投資資金が流出しており、米連邦準備理事会(FRB)の高金利維持に対する懸念 が上値を抑える要因になった。 プラチナ先限は夜間取引で5111円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな った。円相場は1ドル=161円台前半まで円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の991.43ドルから、ドル高が圧迫 要因になったが、押し目は買われた。 午前11時現在、プラチナは996.00ドル、パラジウムが945.81ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが1007.60ドル、パラジウムが 926.60ドル。 MINKABU PRESS
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