【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服に 上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが65〜81円高、プラチナミニが 36.0円安〜64.5円高、プラチナスポットが159円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万0874枚、プラチナミニが774 枚、プラチナスポットが3200枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安が支援】 プラチナはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のディスインフレ発言によるド ル安が支援要因になった。同議長は、米国は「ディスインフレの道」に戻ったと述べ た。5月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の増加を受けてドル安が一服した が、ドル安が再開すると、プラチナの押し目は買われた。一方、上海プラチナの出来高 が増加しており、1000ドル割れで中国勢の押し目買いが入った。ただニューヨーク のプラチナETF(上場投信)残高は引き続き減少した。 6月の中国の財新サービス業購買担当者景況指数(PMI)は51.2と前月の 54.0から低下した。事前予想の53.5も下回った。 プラチナ先限は夜間取引で5202円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因に なった。円相場は1ドル=161円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1001.02ドルから、戻りを売ら れて軟調となった。 午前11時現在、プラチナは996.16ドル、パラジウムが1012.44ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが980.30ドル、パラジウムが 980.07ドル。 MINKABU PRESS
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