ゴム午前=まちまち、指標12月限は上海高にもマイナスサイドに軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きは、上海夜間の小動きとなったことから、手
掛り材料難となり、夜間取引と同値圏で取引された。中盤に入ると、日中取引の上海ゴ
ムが地合いを引き締めたことから、買いがやや優勢で推移た。しかし薄商いで方向性を
欠き、期近8月限、期中11月限が小幅安。指標12月限は上海高を映し小幅高で推移
後にマイナスサイドに軟化。
 TSR20は出来ず。

 午前11時25分現在のRSS3号は前営業日比0.8円安〜3.1円高。活発限月
の12月限は同0.3円安の331.1円、期先25年6月限は出来ず、推定出来高は
725枚(前日夜間取引含む)。

【タイオファーは80バーツ割れ】
 3日のタイオファー価格(FOB)は水準を下落した。タイ南部の天然ゴム主要積み
出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前日比0.64バーツ安の79.64バーツが
提示された。タイオファーが80バーツ割れとなったのは、今年2月23日以来のこ
と。
 タイオファーが下落となれば、JPXゴムRSS3号の期近の売り圧力が強まる。現
状、JPXゴムRSS3号は、当限と6番限(活発限月の12月限)のサヤが7円前後
の逆ザヤとなっているが、期近主導で下落すれば、サヤ縮小とともに6番限も軟化しそ
うだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は売りがやや優勢となり、
0.2〜0.1セント安。

 上海ゴムは概ね上昇。午前11時20分現在、指標限月の2024年9月限は、前営
業日比65元高の1万5110元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。