プラチナ市況=プラチナがが反落、現物相場の戻りで下げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,257    -38    12,265   -73  : 2,364.33   -19.16
銀          158.0    0.0     162.0   0.0  : 3,103.00   +10.00
プラチナ     5,215    -49     5,233   -32  : 1,007.80   -10.98
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,009.11   + 4.45
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    160.91   +0.27  ユーロ・ドル相場   1.0826  +0.0010
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調や円安が下支えになり、先
限は正午前に44円安で推移した。午後に入り現物相場の戻りで下げ幅を縮小し、32
円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが46〜30円安、プラチナスポットが29
円安、パラジウムが出来ず。
 推定出来高は、プラチナが1万1771枚、プラチナミニが568枚、プラチナスポ
ットが2151枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は押し目買いが感じられる】
 プラチナ先限は夜間取引で5172円まで押し目を形成。夜間取引の後半から下値を
切り上げ、日中取引」で5200円台を回復した。午後に入り、5248円まで戻した
が、5250円の節目が抵抗線となり、プラスサイドに転換する反発力はなかった。た
だ昨日、5月30日以来の高値をつけた後の押し目局面で押し目買いは感じられた。場
中の1ドル=161円台前半に円ジリ安に加え、ドル建て現物相場が1000ドル台前
半から1010ドル近くまで反発に転じたことが追い風。日経平均株価の上値追いも投
資家心理を強気にさせ買い方にとって追い風。
 今週は11日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)がカギ。米雇用統計が
労働市場の鈍化を示う内容となり、9月の米利下げ期待が高まった。米CPIがインフ
レ鈍化を示すと、プラチナを含む、貴金属市場にとって支援材料となる。今夜はパウエ
ル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言がある。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反発。朝方の1005.12ドルから、押し目を買
われ、午前中、2度、1007ドル台に上昇。正午過ぎに1002ドルをつける場面が
あったが、午後1時前から再上となり、1011ドル台まで上昇し、堅調に推移。
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