プラチナ市況=大幅続落、現物相場の低迷で下げ足速め100円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,297    +40    12,322   +57  : 2,367.51   + 3.18
銀          158.0    0.0     162.0   0.0  : 3,071.00   -32.00
プラチナ     5,129    -86     5,130  -103  :   982.20   -25.60
パラジウム   5,300      0     5,300     0  :   978.19   -30.92
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    161.46   +0.55  ユーロ・ドル相場   1.0815  -0.0011
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナが大幅続落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その
後は、ドル建て現物相場の堅調や円安が下支えになったが、先限は正午前に76円安で
軟調に推移。午後に入ってからは現物相場の低迷で戻り売り圧力が強く、終盤に下げ足
を速め、100円超の下落となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが117〜86円安、プラチナスポットが
123円安、パラジウムが出来ず。
 推定出来高は、プラチナが1万4885枚、プラチナミニが933枚、プラチナスポ
ットが2280枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は引けに手じまい売り先行もようで軟調】
 プラチナ先限は夜間取引で5115円まで下落し、今月3日以来の安値をつけた。夜
間後半から下値を切り上げたが、午前中に5170円で戻りいっぱいとなった。午後に
なり、引けで5130円までジリ安となった。ドル建て現物相場が980ドル台前半で
低迷しており、短期投資家からの手じまい売り先行もようで軟調な展開を強いられた。
 ニューヨークプラチナ時間外取引が小幅続落で推移し、ニューヨーク金夜間取引の小
幅続伸に対し、対照的な動き。6月の中国物価指数が落ち着きを示したが、上海総合指
数は反落で推移し、ニューヨークプラチナにとって支援材料とならず。11日に発表の
6月の米消費者物価指数(CPI)発表待ち。買い方はドル建て現物相場で早期に10
00ドル台を回復したい場面。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の987.90ドルから、990ドル台
まで上昇した。しかし午後になり、売り圧力が強まり、982ドル台まで軟化。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。