NYプラチナ市況=続伸、米CPIの伸び鈍化で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)  1008.4     1024.6       995.2      1014.4    +  7.7
         (25/ 1)  1019.3     1035.6      1007.2      1026.2    +  8.0
 パラジウム  (24/ 9)   993.00    1014.50      981.00      997.00   +  5.40
         (24/12)   993.00    1015.50      985.00     1000.90   +  8.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,330         18,807        81,246       (-    591)
 パラジウム          4,615          2,930        23,369       (-    108)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,753.75  +  32.39
     前日  161.72/74   1.0829/31   ・ナスダック         18,283.41  - 364.04
     本日  158.89/91   1.0867/69   ・10年米国債利回り      4.19  -   0.09
・NY原油  (24/ 8)   82.62 + 0.52  ・SPDR保有金残高    833.37      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比は、プラチナが7.6〜8.5ドル高、
中心限月の10月限が7.7ドル高、パラジウムが5.40〜10.00ドル高、中心
限月の9月限は5.40ドル高。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入
ると、戻りを売られた。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金急
伸を受けて買い優勢となった。
 パラジウム9月限は米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や他の貴金属の上昇を受
けて買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を995.2〜1009.1ドルのレンジで推移し、
前日比6.4ドル安の1000.3ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、金堅調
につれ高となった。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化や金急伸を受けて買い優勢と
なり、1024.6ドルまで上昇した。買い一巡後は上げ一服となったが、
1010.5ドルで押し目を買われた。
 6月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と約4年ぶりのマ
イナスとなった。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げの見方が強まり、貴金属の
支援要因になった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を982.00〜1000.00ドルのレンジで推
移し、前日比5.60ドル安の986.00ドルとなった。9月限は高寄りしたのち、
他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引は、981.00ドルまで下落したのち、米消費者物価指数(CPI)の伸
び鈍化や他の貴金属の上昇を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、
1014.50ドルまで上昇した。
 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの15万5756
オンス、パラジウムは同変わらずの4万4094オンス。
今日の材料
・米新規失業保険申請件数は前週比1万7000件減の22万2000件と、予想以上
の減少となった。ただ自動車工場が設備更新で閉鎖する時期に当たり、申請件数は不安
定になりやすく、労働市場を正確に把握することが難しくなっている。
・6月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比でマイナス0.1%と予想外に下落し
た。前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶり。ディスインフレが確
実に軌道に戻ったことが示され、米連邦準備理事会(FRB)の9月の利下げがさらに
一歩近づいた。前年比では3.0%上昇。伸びは5月の3.3%から鈍化し、23年6
月以来最小となった。
・米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、最近の指標がインフレの鎮静化を示
していることは「安心材料」で、物価圧力と労働市場における一段の緩和が利下げを正
当化すると想定していると述べた。
・英国のスターマー新政権は、主要7カ国(G7)の中で最も高い持続的な経済成長を
達成することを目標に掲げている。
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