大豆週間展望=シカゴは需給面から上値を抑制され低迷が続くと予想

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [7月15日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            7月8日 〜7月12日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000    0
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<シカゴ>12日終値  前週末比   |<主要統計データ> (7月4日まで)
      24/ 8 1105.00  -61.25   |輸出検証高:27万3,300トン
      24/11 1065.25  -64.50   |輸出成約高:39万9,300トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 159.04円  前週末比 1.56円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は需給面が弱く低迷が続く。需給報告前の買い戻し注
意とした。
 【シカゴ大豆11月限は1100セントが抵抗線として意識される】
 シカゴ大豆は7月5日から11日にかけて急速に値を落とし21年6月以来の低水準
まで値を落とした。その後、売り警戒感から買い戻されたものの、1080セントが上
値抵抗線として意識されるなど上値の重さを窺わせる足取りとなっている。
 シカゴ大豆の低迷は、米産地での生育が順調なペースで進行し、作柄が良好を維持し
ていることで豊作見通しが強まっていることが背景となっている。また、米国の年内利
下げ着手観測にもかかわらず、大局的なドル高基調が続き、米国産大豆の輸出が停滞し
ていることも重石。これまでの下落で目先の売りに一巡感は強まっているため、修正高
の動きが続く可能性があるが、需給面から上値を抑制された低迷場面が続くとみる。
1080セントを上抜いても1100セントの節目が次の上値抵抗線として意識される
ことになりそう。
 12日に発表される米農務省(USDA)月例需給で需給の引き締まり観測が示され
るようならば、急落後の反動高となる可能性は考慮しておきたい。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
 15日 ●海の日
    中国住宅価格指数 2024年6月(国家統計局)
    中国国内総生産 2024年4-6月期(国家統計局)
    中国小売売上高 2024年6月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2024年6月(国家統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2024年5月(EUROSTAT)
    米製造業景況指数 2024年7月(ニューヨーク連銀)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    作柄報告(USDA)
    土壌水分報告(USDA)
16日 ユーロ圏貿易収支 2024年5月(EUROSTAT)
    独景況感指数 2024年7月(ZEW)
    米小売売上高 2024年6月(商務省)
    米輸出入物価指数 2024年6月(労働省)
    米企業在庫 2024年5月(商務省)
17日 英消費者物価指数 2024年6月(国立統計局)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年6月確報(EUROSTAT)
    米住宅着工・許可件数 2024年6月(商務省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2024年6月(FRB)
18日 貿易収支 2024年6月速報(財務省)
    英雇用統計 2024年6月(国立統計局)
    理事会結果公表(ECB)
    政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2024年7月(フィラデルフィア連銀)
    対米証券投資 2024年5月(財務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
19日 消費者物価指数 2024年6月(総務省)
    独生産者物価指数 2024年6月(連邦統計庁)
    英小売売上高 2024年6月(国立統計局)
    ユーロ圏国際収支 2024年5月(ECB)
    建玉明細報告(CFTC)

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