NYプラチナ市況=続落、金・銀安や米株の大幅続落でリスク回避の動き

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)   971.5      984.4       961.4       967.6    -  2.9
         (25/ 1)   984.4      995.4       972.8       978.4    -  3.8
 パラジウム  (24/ 9)   900.50     908.00      877.00      882.50   - 12.60
         (24/12)   908.00     910.00      885.00      889.90   - 12.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,595         22,051        78,719       (+    179)
 パラジウム          6,219          6,163        30,203       (-   81)
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,737.26  - 610.71
     前日  149.23/25   1.0790/92   ・ナスダック         16,776.16  - 417.98
     本日  146.53/55   1.0909/11   ・10年米国債利回り      3.79  -   0.19
・NY原油  (24/ 9)   73.52 - 2.79  ・SPDR保有金残高    845.47  -   0.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比は、プラチナが6.30〜2.7ドル
安、中心限月の10月限が2.90ドル安、パラジウムが12.60〜12.40ドル
安、中心限月の9月限は12.60ドル安。
 プラチナ10月限は小幅続落。時間外取引では、ドル建て現物相場の下値の堅さ、
金、銀の上昇に支援され、6ドル程度の上げ幅を維持して推移。日中取引では、7月の
米雇用統計が事前予想より弱い数字となり、金、銀につれ高となり、上げ幅を拡大し
た。しかし金、銀が上げ幅を削ったこと、米株式市場が大幅続落となり、リスク回避の
動きから手じまい売り先行もようとなり、小安くなった。
 パラジウム9月限は続落。時間外取引は小高く推移。日中取引は他の貴金属の軟化か
ら売り優勢となり、10ドル超の下落で引けた。
 1日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの15万5507
オンス、パラジウムは同変わらずの4万3893オンス。
今日の材料
・2日のアジア太平洋株式市場は全面安。
・中国上海総合指数は続落、27.05ポイント安の2905.34ポイント。
・欧州株は下落。7月の米失業率が前月から悪化し、米経済の先行きへの懸念が拡大。
 英FTは金融株などが売られた。独DAXはエネルギー株が安い。
・7月の米雇用統計
 結果 11.4万人
 予想 17.5万人 前回 17.9万人(20.6万人から修正)
 (非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.3%
 予想 4.1% 前回 4.1%(失業率)
 結果 0.2%
 予想 0.3% 前回 0.3%(平均時給・前月比)
 結果 3.6%
 予想 3.7% 前回 3.8%(3.9%から修正)(平均時給・前年比)
・6月の米製造業新規受注 結果 -3.2% 予想 -3.3% 前回 -0.5%(前月比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=146円台半ばまで下落。ユーロドルは7月18日以来の
 高値となる1.0927ドルまで上昇。
・米10年債、利回り低下。
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