NYプラチナ市況=プラチナは反落、今月に金融市場が急変動した余韻で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)    943.0       948.8       926.7       929.9    - 10.0
         (25/ 1)    952.4       959.4       937.2       940.2    -  9.6
 パラジウム  (24/ 9)    911.50      923.50      890.00      896.40   - 12.00
         (24/12)    916.50      929.50      899.00      904.60   -  9.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        24,420        81,197        (-    419)
 パラジウム          3,710         7,174        29,629        (-    684)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           39,497.54 + 51.05
     前日  147.26/28   1.0918/20    ・ナスダック          16,745.30 + 85.28
     本日  146.61/63   1.0917/19    ・10年米国債利回り       3.94 -  0.06
・NY原油 (24/09)  76.84 + 0.65     ・SPDR保有金残高     846.91 +  2.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ、パラジウムは反落。前日比は、プラチナ
が10.0〜6.7ドル安、中心限月の10月限が10.0ドル安、パラジウムが
28.70〜9.80ドル安、中心限月の9月限は12.00ドル安。
 プラチナ10月限は反落。今月、世界的な金融市場が急変動した余韻が上値を抑え
た。金融引き締めで米経済が曲がり角を迎えているとみられる反面、米金融当局者は
9月の利下げ開始に積極的ではなく、金融緩和開始が遅れを取り米経済が悪化に向かう
リスクが意識された。グールズビー米シカゴ連銀総裁や、シュミッド米カンザスシティ
連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁の発言が伝わったものの、利下げ開始にはまだ
条件が整っていないとの認識を示した。
 発言がややハト派寄りだったコリンズ米ボストン連銀総裁は、近いうちに利下げが適
切になると述べたが、9月の会合までさらなるデータを入手するとし、先回りは望んで
いないと語った。来週は7月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、9月の
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて8月の米CPIも発表される。
 イランの国連代表が、イスラエルに対する報復攻撃について、ガザ停戦の可能性を損
なわないタイミングや方法で対応することを望んでいると述べたことは安全資産である
貴金属市場の重し。アル・モニターが伝えた。イスラエルへの報復攻撃は正当な自衛権
に基づくとしており、中東情勢をさらに混乱させることはない見通し。
 パラジウム9月限は反落。プラチナ相場に連動した。
今日の材料
・バイデン米政権、35億ドル規模の兵器をイスラエルに供給へ
・ハマスの治安当局者、イスラエルの車両攻撃で死亡
・ウクライナ東部でロシア軍がスーパーなどを攻撃、4人死亡
・経済データが予想通りならすぐにでも緩和すること適切=コリンズ米ボストン連銀総
裁
・利下げのタイミングとペースはデータに基づいて決定される=同上
・市場のボラティリティに反応するのは我々の仕事ではない=グールズビー米シカゴ連
銀総裁
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