【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、下落。前日のニューヨーク小幅安、朝方の1ドル= 146円台後半の円高から、寄り付き直後は売り優勢で推移となる限月が目立った。売 買一巡後、ドル建て現物相場が930ドル台後半中心にしっかりと推移、その後、円相 場が147円台前半に小反落を背景に期先がプラスサイドに浮上。ただ上値が重く、相 場全体が地合いを引き締めるには至らず。午前10時半頃にマイナスサイドに軟化。そ の後、円相場が146円台半ばに再上昇で軟化。期先は30円超の下落。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時28分現在の前営業日比は、プラチナが37〜10円安、プラチナミニ が44.0〜9.0円安、プラチナスポットが32円高、パラジウムが出来ず。 午前11時28分現在の出来高は、プラチナが4648枚、プラチナミニが464 枚、プラチナスポットが3016枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは期先から再度、地合いを緩める】 プラチナは閑散商いのなか、期先から再度、地合いを緩めた。日経平均株価が続伸 し、投資家心理は改善しつつあるが、波及効果は限定的。 先限は9日の高値4475円を上抜くと、買い戻しが先行しやすくなるが、その前に 軟化。午前11時過ぎに4398円まで下げ幅を拡大。4400円割れは買い拾われ、 かろうじて4400円台に戻しているが、午後の取引で再度、4400円割れの不安が ある値位置。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方に934.50ドルに軟化する場面があ ったが、すかさず買い拾われ、940ドルを試すまで反転。936ドル台に押し目を形 成後に金の上昇につれ高となり、942ドル台まで上げ幅を拡大。940ドル台で定着 できず、931ドル台まで軟化。 午前11時25分現在、プラチナは933.40ドル、パラジウムが939.04ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが934.72ドル、パラジウムが91 6.32ドル。 MINKABU PRESS
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