プラチナ市況=プラチナ先限が小反発、円高も現物高が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,601    -75    11,664   -48  : 2,509.96   +17.70
銀          137.0    0.0     139.0   0.0  : 2,976.00   +53.00
プラチナ     4,424    -51     4,475    +1  :   963.21    +9.13
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   959.69   +25.96
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.06   -1.65  ユーロ・ドル相場   1.1181  +0.0060
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小反発。円高を受けて売り優勢で始
まったのち、円高が進行したが、ドル建て現物相場に押し目買いが入ったことが下支え
になった。午後に入ると、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服を受けて小幅高とな
った。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが51円安〜1円高、プラチナスポットが
23円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが3666枚、プラチナミニが394枚、プラチナスポット
が1714枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米利下げ見通しで買い意欲が強まるか】
 プラチナ先限は日中取引で4441円まで下落したのち、下げ一服となり、4475
円まで戻した。円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の堅調が下支えになっ
た。円相場は1ドル=143円台半ばで円高が一服した。
 JPXプラチナは円高が圧迫要因になったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ
見通しが下支え要因である。パウエル米FRB議長が講演で、政策を調整する「時期が
来た」と述べ、市場では9月の利下げが明確に示唆されたとみられている。今週は7月
の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表がある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の961.47ドルから、ドル安を受け
て964ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。午後に入ると、958ドル台ま
で下落したのち、押し目を買われた。
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