プラチナ午前=プラチナ先限が小幅安、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が小幅安。ニューヨーク高と円安を受
けて買い優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調を受け
てマイナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが7円安〜21円高、プラチナミニが
11.0円安〜59.5円高、プラチナスポットが107円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4037枚、プラチナミニが566枚、
プラチナスポットが950枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米利下げ見通しも上げ一服】
 プラチナは米耐久財受注の増加などを受けて上げ一服となった。米連邦準備理事会
(FRB)の利下げ見通しが強いが、ニューヨーク市場の序盤の買いが一巡すると、上
げ一服となった。カナダのトルドー首相は、中国から輸入する電気自動車(EV)に対
し100%の関税を課すと発表した。在オタワ中国大使館は、「中国は自国企業の合法
的な権利と利益を守るために必要なあらゆる措置を講じる」と表明した。
 プラチナ先限は4461円まで下落した。ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=144円台後半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の962.41ドルから、金軟調につれ
安となった。
 午前11時現在、プラチナは958.42ドル、パラジウムが960.31ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが963.21ドル、パラジウムが959.69
ドル。
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