とうもろこし週間展望＝２５年１１月限が発会後、取組高が急増するかに注目

　　　　　　　　　　　　［10月14日からの１週間の展望］
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　　10月7日〜10月11日
　      　　　 　始　値　  高　値　　 　安　値　 　    終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  34,630   34,980（11)   34,630 （7）   34,980   +350
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＜シカゴ＞11日終値　前週末比  ｜＜週間統計データ＞　　(9月26日まで)
   24/12  415.75  -9.00　    ｜週間輸出検証高： 93万3,274トン
   25/ 3  433.00  -8.75　    ｜週間輸出成約高：122万2,000トン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 148.77円  前週末比 2.73円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
　【前週のレビュー】とうもろこしは、全体的に上昇基調だが、期先の取組高が増えず
参加しにくい環境が続く。シカゴはハーベストローをつけた印象だが、１２月限が
４５０セントに向けて一段高は考えにくい。４２０セント割れなら４１２セント近辺ま
で下落リスクが生まれるとした。
【とうもろこし期近１１月限は１５日に納会】
　とうもろこしは引き続き、１日の出来高が１ケタ止まりの閑散商い。先限が１１日に
１００円高の３万４９８０円をつけ、先限として８月１３日以来の高値をつけた。節目
の３万５０００円が抵抗線だ。テクニカルから判断すると、３万５０００円超えとなる
と、８月９日の高値３万５２６０円を目指す。支持線は３万４５００円。
　今月１５日に最も取組高の多い期近１１月限が納会となるが、３万５０００円で横ば
い状態、期先への限月移行はない。１０日時点で取組高は５９９枚。３万５０００円で
平穏納会となりそうな気配。
　１６日に２５年１１月限が新甫発会後も既存限月の小口の玉整理のみの商い継続とみ
られ、新規売買は参加しにくい環境が続くとみる。１１月限が納会となった後は総取組
高が２００枚台前半まで減少となる。
　昨年、１０月１６日に２４年１１月限の発会日の出来高が９７２枚、取組高が８５４
枚まで急増した。２年連続で１０月の発会日に出来高、取組高が急増するかに注目した
い。
【シカゴコーンは需給報告をきっかけに新たな方向性を示す】
　シカゴコーンは戻り高値更新後の調整局面だが、下値は堅く推移している。米国産コ
ーンの収穫が順調に進展していることやドル高基調が圧迫要因。１０日はドルが小安く
なったが、週間輸出成約高の減少から売り優勢となり、期近１２月限は４１８セントま
で下落となり、４１８．５０セントで引けた。１１日に米農務省（ＵＳＤＡ）から月例
需給報告の発表を控え、玉整理が中心の商いとみられるが、次の方向性を示すまでの下
落にはなっていない。
　１１日の月例需給報告の２４／２５年度の米国産コーンの生産見通しの事前予想の平
均は１５１億５８００万Ｂｕ。事前予想の平均は、先月の１５１万８６００万Ｂｕを下
回っている。９月は生産が上方修正となったが、今月はわずかに上方修正予想が多い。
生産見通しが、事前予想の平均に反して上方修正となった場合、ミニサプライズとな
り、４１０セント割れまで下落か。事前予想の平均を下回るまでの下方修正なら４２０
セント台後半〜４３０セントを目指す動きを予想。需給報告をきっかけに新たな方向性
を示すとみる。
＜当面の予定（イベント・経済統計）＞
１４日　●スポーツの日、米国（コロンブスデー）、カナダ（感謝祭）
　　　　中国貿易収支 2024年9月（税関総署）
１５日　英雇用統計 2024年9月（国立統計局）
　　　　ユーロ圏鉱工業生産 2024年8月（EUROSTAT）
　　　　独景況感指数 2024年10月（ZEW）
　　　　米製造業景況指数 2024年10月（ニューヨーク連銀）
　　　　機械受注 2024年8月（内閣府）
　　　　米週間穀物輸出検証高（USDA）
     　作柄・収穫率報告（USDA）
１６日　機械受注 2024年8月（内閣府）
　　　　英消費者物価指数 2024年9月（国立統計局）
　　　　米輸出入物価指数 2024年9月（労働省）
１７日　貿易収支 2024年9月速報（財務省）
　　　　ユーロ圏消費者物価指数 2024年9月確報（EUROSTAT）
　　　　ユーロ圏貿易収支 2024年8月（EUROSTAT）
　　　　理事会結果公表（ECB）
　　　　米小売売上高 2024年9月（商務省）
　　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　　米製造業景況指数 2024年10月（フィラデルフィア連銀）
　　　　米鉱工業生産・設備稼働率 2024年9月（FRB）
　　　　米企業在庫 2024年8月（商務省）
　　　　対米証券投資 2024年8月（財務省）
１８日　消費者物価指数 2024年9月（総務省）
　　　　中国住宅価格指数 2024年9月（国家統計局）
　　　　中国国内総生産 2024年7-9月期（国家統計局）
　　　　中国小売売上高 2024年9月（国家統計局）
　　　　中国鉱工業生産 2024年9月（国家統計局）
　　　　英小売売上高 2024年9月（国立統計局）
　　　　ユーロ圏国際収支 2024年8月（ECB）
　　　　米住宅着工・許可件数 2024年9月（商務省）
　　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）
　　　　建玉明細報告（CFTC）


  　 　MINKABU PRESS
  　　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

• ［今日の視点］ゴム＝やや買い優勢、上海夜間高を好感
  商品

  NEW

  07/23(水) 07:23
• ［今日の視点］とうもろこし＝新規売買の見送り状態が続く
  商品

  NEW

  07/23(水) 07:20
• ［表］ロンドン石油先物＝出来高・取組高（２１日付）
  商品

  NEW

  07/23(水) 07:15
• ［表］ロンドン石油先物＝出来高・取組高／最高・最低（２１日付）
  商品

  NEW

  07/23(水) 07:15
• ［表］海外砂糖先物＝出来高・取組高（２１日付）
  商品

  NEW

  07/23(水) 07:15