●週間見通し穀物、収穫進展だと上値重い展開に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は調整売り優勢の展開になった。抗議相場は底固く推移しているが、トウモロコ
シ相場は伸び悩んだ。産地で収穫作業が順調に進んでいることもあり、ハーベスト・プ
レッシャーの上値圧迫がみられた。売買テーマが定まっていないが、上値の重さが目立
った。米農務省(USDA)需給報告も上値圧迫要因になっている。大豆は、南米の降
雨報告で調整売り優勢の展開になった。干ばつから一転して豪雨になっている。
 今週は上値の重い展開になりやすい。ハーベスト・プレッシャーをメインテーマに設
定すると、調整売りが続くことになる。小麦相場に対する割安感が強くなっていること
に注意が必要だが、収穫作業が順調に進んでいることが重視されると、上値野重い展開
になろう。売買テーマが短期間で入れ替わっていることには注意が必要。大豆は、南米
降雨が続くと上値を圧迫されやすい。乾燥懸念の蒸し返し、逆に豪雨による洪水被害発
生には要注意。
 予想レンジはトウモロコシが400〜420セント。大豆が大豆が970〜1020
セント。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。