●週間見通し金、調整売り一巡で地合引き締める=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は急落後の急反発で、概ね横ばいになった。米景気の底固さを背景に、米連邦準
備制度理事会(FRB)の利下げ対応に対する信頼感が低下し、米金利上昇・ドル高か
ら金相場は値下がりした。米利下げ期待の上昇地合に対する反動安になった。しかし、
金利上昇圧力が一服した後は押し目買いが入り、安値から一気に切り返している。ネガ
ティブ材料の出尽くし感が意識された。中東情勢の緊迫化もポジティブ。
 今週は値固め、反発を打診しよう。米利下げ織り込みの過熱感が薄れてきている。す
でに0.50%の大幅利下げの織り込みは解消されている。このまま金利環境が落ちつ
きをみせると、ドル買い・金売りのフローが一服する。米金融当局者の発言、9月小売
売上高などがイベントリスクになる。
 予想レンジは、2640〜2720ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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