貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢とな ろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.18ドル高 の2721.82ドル、銀が185セント高の3390セント、プラチナが14.11 ドル高の1019.10ドル、パラジウムは30.76ドル高の1087.00ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.51/53円で、前営業日の 大引け時点から0.31円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万3125円前後、銀は160.8円前後、プラチナ は4880円前後、パラジウムは4900円前後。 【NY金は米住宅着工件数の減少などが支援】 金は前週末の海外市場では、米住宅着工件数の減少などを受けて買い優勢となった。 金は米住宅着工件数の減少などが支援要因になった。9月の米住宅着工件数は前月比 0.5%減の135万4000戸となった。市場予想は135万戸。米建築許可件数は 同2.9%減の142万8000戸。市場予想の145万9000戸を下回った。米連 邦準備理事会(FRB)の11月と12月の25ベーシスポイント(bp)利下げが見 込まれている。また米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、約3週間後に迫る米 大統領選を巡る不確実性により、消費や企業投資が停滞する可能性があるとの見方を示 した。 レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、イスラム組織ハマスの最高指導者シンワル 氏がイスラエル軍に殺害されたことを受け、イスラエルとの戦争がさらにエスカレート した新たな段階に入ったと述べた。イランは「抵抗の精神が強化される」と述べ、武装 組織への支援を変化させる兆候を示していない。イスラエルのネタニヤフ首相は20 日、自身の私邸を標的としたとみられる親イラン民兵組織ヒズボラのドローン(無人 機)攻撃を踏まえ、安全保障担当の側近らと相次ぎ会合を開催し、イランへの報復攻撃 を協議した。 銀は前週末の海外市場では、米住宅着工件数の減少や金堅調を受けて買い優勢となっ た。 【NYプラチナは米住宅着工件数の減少や金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、米住宅着工件数の減少や金堅調が支援要因になっ た。 プラチナは米住宅着工件数の減少や金堅調が支援要因になった。米住宅着工件数の減 少で米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはない。一方、米大統領選共 和党候補のトランプ前大統領は、中国が「台湾に侵攻」した場合、中国に追加関税を課 す意向を示した。激戦州でのトランプ氏優勢が伝えられており、米大統領選の行方も確 認したい。 <今日の予定> ・独生産者物価指数 2024年9月(連邦統計庁) ・米景気先行指数 2024年9月(カンファレンスボード) MINKABU PRESS 東海林勇行
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