国内市場は軟調に推移か。期中2025年3月限で1400〜1700円安程度を想 定する。18日の海外原油が反落したことや1ドル=149円台半ばの円小幅高から売 り優勢で推移を見込む。週明けのニューヨーク原油時間取引が小反発で推移した後、小 幅続落に軟化しており、1500円超〜1600円安程度の下落が目立つ展開を予想。 18日の海外原油市場は軟調。中国の第3四半期の国内総生産(GDP)が前年同期 比4.6%増となり、第2四半期の4.7%増から減速。政府目標の5%を下回った。 18日の中国株式市場は中国政府のさらなら金融刺激策を期待し上昇したが、原油市場 では同国の景気回復の遅れによる原油需要の減少不安が売り材料視され、ニューヨーク 原油、ブレンン原油とも直近の安値を更新し、下値模索となった。17日にイスラエル 軍がパレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏を殺害からさら に地政学的リスクは高まったが、市場はチャイナ・リスクを選考した格好。 ドバイ原油期中3月限は夜間取引で今月3日以来の安値となる6万4550円まで軟 化。午前1時前から下値を切り上げ、一時、6万5570円まで戻した。日中取引は夜 間取引の終盤につけた6万4960円を試し、6万4800円台まで下落があるとみ る。 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.15ドル安の68.54ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは68.52〜69.02ドル。期近11月限 は22日が最終取引となるため、指標限月は12月限に移行。 <今日の予定> ◆ ドイツ ◆ 【経済】15:00 生産者物価指数 2024年9月(連邦統計庁) ◆ イギリス ◆ 【経済】08:01 住宅価格指数 2024年10月(ライトムーブ) ◆ アメリカ ◆ 【経済】23:00 景気先行指数 2024年9月(カンファレンスボード) 【農産】10/22 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】10/22 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) MINKABU PRESS
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