修整:LME市況=全面安、中国利下げを受けて一時は浮上も欧米株安で軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,559.56  -    19.03     2,595.50  -    16.50
    アルミ合金      2,241.00  +     0.50     2,255.00        0.00
     銅         9,420.76  -    82.27     9,559.00  -    66.50
    ニッケル      16,435.84  -   207.61    16,705.00  -   192.00
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 アルミ3カ月物は反落。2615.50ドルで堅調に取引を開始。中国人民銀行によ
るローンプライムレートの引き下げを受けた銅高が手掛かりとなり、2656.50ド
ルまで浮上。その後、転売に値を落としたものの、2620ドルを割り込むと買い戻さ
れた。しかし終盤になり、欧米株式市場や銅の軟化に伴い急速に値を落とし、2592
ドルまで下落。この日の安値圏で低迷したまま取引を終了。
 銅3カ月物は反落。9646ドルで続伸して寄り付いた後、中国人民銀行が事実上の
政策金利であるローンプライムレートを1年物、5年物ともに0.25%と事前予想を
上回る引き下げを行ったことが手掛かりとなって9758ドルの高値まで浮上。転売に
値を落としながらも9690ドルを下値支持線とする底堅い足取りを維持した。しかし
欧州株安や、米株式市場がこれまでの上昇後で上げ一服感が強まり、ニューヨークダウ
が反落したことを受けて終盤に崩れて9548ドルの安値を記録。安値からの買い戻し
は限られ、この日の安値圏のまま引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は大幅続落。1万7030ドルで反発して取引を開始。しばらく
1万7000ドルを下値支持線とする高もみとなるなか、1万7135ドルの高値を記
録した。1万7000ドル割れとなると手じまい売り先行もようとなったことに加え、
他非鉄貴金属の大幅軟化や欧米株式市場の下落を受けて9月25日以来の安値となる
1万6630ドルまで軟化。200ドル近い大幅下落となった。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続伸、6.55ポイント高の3268.11ポイント。
・中国人民銀行は事実上の政策金利のローンプライムレートを引き下げ。
・欧州株は下落。ユーロ圏内の景気に対する慎重な見方を維持したほか、中東情勢
 の緊迫化を嫌気。不動産や消費財・サービス関連が下落した一方、原油高でエネル
 ギー株が上昇。
・9月の米景気先行指数
 結果 -0.5%
 予想 -0.3% 前回 -0.3%(-0.2%から修正)(前月比)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=150.80円台まで上昇。ユーロドルは今月17日の安値
 1ユーロ=1.0808ドルと顔合わせした。底堅さを示したが、この日の安値圏で低迷。
・米国株はニューヨークダウが反落し、344.31ドル安。ナスダック指数は50.46ポイ
 ント高(0.27%高)。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が続伸もPGM系貴金属は反落。ニューヨーク原油は
 反発。
MINKABU PRESS
*今日の材料、米国株を修正しました。

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