−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/12 2,759.8 +20.9 シカゴ大豆 2024/11 991.75 +10.75 NY銀 2024/12 3,504.1 +96.3 シカゴコーン 2024/12 416.50 + 7.00 NYプラ 2025/ 1 1,041.4 +24.6 NY原油 2024/12 71.74 + 1.70 NYパラ 2024/12 1,081.40 +25.80 ドル・円 151.09 + 0.29 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は151.10円台まで上昇。 NY為替市場、ドル円は151円台に上昇。市場はFRBの利下げへの期待を後退さ せており、米国債利回りも上昇する中、為替市場はドル高が続いている。そのような中 でドル円は、前日の上げの勢いから、上値追いへの安心感が出ていたようで、リバウン ド相場を加速させている。151.35円付近に200日線が控えており、200日移 動平均線を試しに行くか注目される。 一部からは今回のドル高について、トランプ氏が提案する関税が世界貿易を混乱させ るリスクに備えているとの指摘も出ていた。米商品先物協会(CFTC)が先週末に発 表したIMM投機筋の建玉報告によると、ファンド勢はここ数週間、人民元とメキシコ ペソに対するショートポジションを増やしているという。トランプ政権下で米主要貿易 相手国の通貨に対する需要が落ち込むと見て、こうした売りを仕掛けているようだと分 析している。 この2週間の賭け市場でのトランプ氏勝利へのオッズ上昇と並行する形で、人民元と メキシコペソの対ドルのボラティリティーが急上昇している。アナリストは「米国への 輸入関税引き上げの現実味が増している。個々の新興国への直接的な影響だけではな く、世界貿易への連鎖的な影響も予想される」と述べている。 ◎NY貴金属=金・銀が大幅続伸、PGM系貴金属は大幅反発 ニューヨーク金、銀は大幅続伸。 金12月限は大幅続伸。時間外取引では、引き続き中東情勢に対する懸念や米大統領 選の不透明感を受けて買い優勢となり、アジア時間の終盤、10ドル超の上昇で推移。 欧州時間に入ると、上げ幅を縮小したが、ニューヨーク時間の取引開始前に7ドル超の 上げ幅を維持して推移。日中取引では、再度、上げ幅を拡大後、いったん利食い売りな どで上げ幅を縮小した。ドルは米利下げへの期待がやや後退するなか、堅調に推移した が、旺盛な金買いの動きは続き、再度、上げ幅を拡大。指標限月としての最高値を更新 した。全限月が一代高値を更新。 銀12月限は大幅続伸。時間外取引から続伸し、50セント超の上昇で推移。日中取 引は投機的な買いも加わり、一段高。全限月が一代高値を更新。 プラチナ系貴金属(PGM)は大幅反発。 プラチナ1月限は大幅反発。時間外取引では、金、銀の続伸や中国の金利引き下げに よる景気刺激策を好感した買いで反発し、10ドル超の上げ幅を維持。日中取引は、 金、銀の一段高につれ高となり、20ドル超の上昇となった。金、銀と比べ出遅れ感に も後押しされ、1040ドル台を回復し、7月17日以来の高値をつけた。 パラジウム12月限は大幅反発。日中取引から反発となり、20ドルを超える反発。 日中取引は上げ幅を拡大し、一時30ドル超の上昇となり、1080ドル台に乗せた。 ◎LME=アルミと銅は中国の景気刺激策期待で反発、ニッケルは続落 アルミ3カ月物は反発。2591.50ドルで小安く取引を開始。序盤は低迷し 2588ドルの安値まで値を落とす場面が見られた。しかし、中国当局による景気刺激 策への期待感やこれを受けた上海株高、銅の堅調が手掛かりとなって浮上し2647. 50ドルの高値を記録。高値を離れた後はドル高傾向や欧米株安が重石となったもの の、2630ドルが下値支持線として意識され、40ドル近い上げ幅を維持した。 銅3カ月物は反発。9561ドルで小高く寄り付いた後、中国当局による景気刺激策 への期待感などを背景に買い優勢で運ばれ一時9659ドルの高値まで浮上。転売を受 けて値位置を切り下げながらも9605ドル割れに抵抗を見せる底堅い足取りが続いて いたが、ドル高や欧米株安を受けて終盤に軟化。ただ9580ドルが下値支持線となっ て下げ渋りから、プラスサイドに転じ、小幅高を維持したまま取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、トランプ前大統領の再選を警戒 ニューヨーク原油の期近は続伸。 イスラエルがまもなくイランに反撃するとの報道が続くなかで買い戻しが優勢となっ た。イスラエルのチャンネル12によると、イスラエルは攻撃準備を整えており、数日 以内に反撃が始まる見通し。イスラエルのガラント国防相は、計画しているイラン攻撃 は戦争の始まりとなり数カ月間続くと述べている。来月5日に控えた米大統領選で、イ ランを強く敵視するトランプ氏が勝利した場合、米国とイスラエルによって中東情勢が さらに混乱する可能性が高いことも相場を支えた。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=総じて続伸、中国景気刺激策への期待や大口成約で 大豆は揃って続伸。 中国当局による景気刺激策への期待感やこれを受けた同国からの需要増加期待が手掛 かりとなって買い優勢で運ばれた。また、金・原油の堅調な足取りや、コーン高も強気 材料視され今月16日以来の水準まで浮上。終値ベースでほとんどの限月が2ケタの上 げ幅を記録する大幅高となった。 コーンは総じて続伸。 米農務省(USDA)が前日に続いてデイリーの大口成約が発表したことで買い優勢 となった。その後も中国の景気刺激策に対する期待感やこれを受け他大豆高、金・原油 の堅調が手掛かりとなるなか一時は10月11日以来の水準まで浮上。期近12月限は 416セント台を維持して取引を終えており、下値を固めて地合いを切り上げた形とな った。 MINKABU PRESS
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