NY金・銀市況=続伸、米JOLTS求人件数の減少で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2754.3     2787.3      2752.0      2781.1     + 25.2
          (25/ 2)  2778.3     2811.2      2777.3      2805.8     + 25.3
   銀     (24/12)  3384.5     3472.5      3376.5      3444.1     + 44.0
         (25/ 3)  3426.0     3518.0      3424.5      3490.7     + 44.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           220,262       166,824       561,406        (-  3,991)
  銀           78,351        65,710       155,247        (+    185)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,233.05  - 154.52
     前日  153.29/31   1.0812/14   ・ナスダック         18,712.75  + 145.56
     本日  153.36/38   1.0817/19   ・10年米国債利回り      4.27  +   0.00
・NY原油  (24/12)   67.21 - 0.17  ・SPDR保有金残高    891.50  +   1.72
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は金は24.6〜25.5ドル高、中心限
月の12月限が25.2ドル高、銀が43.1〜48.0セント高、中心限月の12月
限は44.0セント高。
 金12月限は続伸。時間外取引では、米大統領選の不透明感などを受けて買い優勢と
なった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、米雇用動態調査(JO
LTS)求人件数の減少を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。
 銀12月限は米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の減少や金堅調を受けて買い優
勢となった。
 ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では2752.0〜2770.2ドルの
レンジで推移、前日比8.1ドル高の2764.0ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、米大統領選の不透明感などを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、も
み合いとなった。
 日中取引では、押し目を買われて堅調となった。米雇用動態調査(JOLTS)求人
件数の減少を受けて買い優勢となり、2787.3ドルと一代高値を更新した。
 9月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が41万8000件減の744万
3000件と2021年1月以来、約3年半ぶりの低水準となった。労働市場の逼迫が
大幅に緩和していることが示された。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3376.5〜3437.5セントのレン
ジで推移し、前日比31.9セント高の3432.0セントとなった。12月限は安寄
りしたのち、金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されて上値
を伸ばした。
 日中取引では、金堅調につれ高となった。米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の
減少を受けて3472.5セントまで上昇したのち、利食い売りなどが出て上げ一服と
なったが、押し目は買われた。
 10月25日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比6万5106オンス減の
1697万8300オンス、銀は57万6674オンス増の3億0806万6623オ
ンス。

今日の材料
・レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、新しい最高指導者にカセム師を選出したと
発表した。
・9月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が41万8000件減の744万
3000件だった。これは2021年1月以来、約3年半ぶりの低水準となる。労働市
場の逼迫が大幅に緩和していることが示された。
・8月の米住宅価格指数は前月比で0.3%上昇した。7月は0.2%上昇だった。住
宅供給が引き続きひっ迫していることが背景にある。
・10月の米消費者信頼感指数は108.7に上昇し、9カ月ぶりの高水準となった。
労働市場を巡るセンチメントが改善した。市場予想の99.5も上回った。9月分は前
回発表の98.7から99.2に上方改定された。
・9月の米国の財(モノ)の貿易収支の赤字額は前月比14.9%増の1082億ドル
と、2022年3月以来2年半ぶりの高水準となった。米港湾労働者のストライキに備
えたものとみられる輸入の急増が要因。
・ロシアのプーチン大統領は、戦略核戦力の演習を開始したと発表した。
・パレスチナのイスラム組織ハマスの幹部は、ガザ紛争終結に向け仲介者らによる新た
な提案を検討しているが、提案にはガザ地区からのイスラエル軍の完全撤退が含まれる
べきだと改めて表明した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。