[本日の見通し]石油=買い優勢、API統計は手がかりとなりにくい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2025年3月限は買い優勢。ただ、夜間取引の値幅内で動意は限定的。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比57万
3000バレル減となった。季節的に製油所稼働率は低下傾向で、原油消費量は減少し
ており、輸出の拡大や輸入の減少が原油在庫をやや押し下げた可能性が高い。ガソリン
在庫は同28万2000バレル減、留出油在庫は同146万3000バレル減となった
ことからすれば、需要は底堅いと思われるが、季節的に供給量が限定されているなかで
の取り崩しで、強気な材料ではないと思われる。米エネルギー情報局(EIA)の週報
も含めて、今回の米週間石油在庫統計もあまり気にする必要はないと思われる。

 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.25ドル高の67.46ドルで
推移。本日これまでのレンジは67.34〜67.53ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万4700円から6万5700円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は7万9500円から8万0500円。
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