●論点解説穀物、冬小麦の厳しい作柄=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 29日は小麦相場高が、トウモロコシ相場を支援した。冬小麦の作況報告の数値が今
季で初めて発表されたが、「良」以上の比率は前年同期の47%に対して38%に留ま
っている。最近は降雨で乾燥懸念が緩和されているが、作付け・発芽期の降水量・土壌
水分が十分と言えなかったことが確認されている。ただし、小麦相場連動で積極的に買
い進むような動きまではみられず、小麦主導で相場を大きく押し上げるのであれば、よ
り大きな値動きが求められよう。大豆相場は、ハーベスト・プレッシャーと南米好天で
戻り売り優勢の地合が維持されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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