ダウ平均一時1100ドル近い下げ、その後は激しい振幅も、引けにかけて下げ幅縮める=NY株式概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 28日の米株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大懸念が強まる中で7営業日連続の続落となった。木曜日に1000ドルを超える下げとなった後を受けての金曜日のNY株式市場であったが、時間外取引で売りが出ていたこともあり、寄り付きから大幅な続落。その後一時下げ幅は1100ドル近いところまで広がり、節目の25000ドルを割り込んで24681.01ドルを付ける動きとなった。

 しかし、下げ止まりを見せるとその後は300ドル前後の比較的大きな振幅を経ていったんは大きく買い戻しに。25500ドル近いところまでと、安値から800ドル以上も戻す場面が見られた。

 しかしその後再びの25000割れと不安定な動きが続く。24800ドル割れを二度試すなど、株安の動きが継続したが、引けにかけて買戻しが入り、前日比357.28ドル安の25409.36ドルと金曜日の動きの中ではかなりの高値圏で引ける形となった。

 ダウ平均の構成銘柄を見ると一時はほぼ全面安となったが、引けにかけての買い戻しもあり、7銘柄がプラス圏。23銘柄がマイナス圏という動き。市場の混乱を受けた金融株の売りと、新型コロナウイルス懸念での個人消費関連の売りが目立つ展開で、マイナスの寄与度上位はホームセンター大手ホームデポ、外食大手マクドナルド、銀行大手JPモルガン、ゴールドマンサックスが並んだ。マイクロソフトなどがしっかり。

 GAFA銘柄は不安定な動きの後、エヌビディアが大幅高。アルファベット、フェイスブックなどもプラス圏。朝は買いが入ったネットフリックスがマイナス圏。

アルファベット(C) 1339.33(+21.24 +1.61%)	
フェイスブック 192.47(+2.72 +1.43%)	
ネットフリックス 369.03(-2.68 -0.72%)	
テスラ 667.99(-11.01 -1.62%)	
アマゾン 1883.75(-0.55 -0.03%)	
エヌビディア 270.07(+17.47 +6.92%)	
ツイッター 33.20(+0.19 +0.58%)	
	
ダウ採用銘柄	
J&J 134.48(-4.64 -3.34%)	
P&G 113.23(-0.27 -0.24%)	
ダウ・インク 40.41(+0.86 +2.17%)	
ボーイング 275.11(-12.65 -4.40%) 	
キャタピラー  124.24(+0.97 +0.79%) 	
ユナイテッド  130.59(-1.59 -1.20%) 	
ビザ  181.76(+1.75 +0.97%) 	
ナイキ  89.38(+1.08 +1.21%)	
ウォルグリーン 45.76(-0.48 -1.04%) 	
3M  149.24(-0.92 -0.61%) 	
エクソンモビル  51.44(+1.62 +3.25%) 	
シェブロン  93.34(-0.79 -0.84%) 	
コカコーラ  53.49(-1.44 -2.62%) 	
ディズニー  117.65(-0.39 -0.33%) 	
マクドナルド  194.17(-5.58 -2.78%) 	
ウォルマート 107.68(-2.72 -2.46%)	
ホームデポ  217.84(-6.89 -3.07%)	
JPモルガン 116.11(-5.26 -4.33%)	
トラベラーズ  119.81(-4.27 -3.44%)	
ゴールドマン  200.77(-3.67 -1.78%)	
アメックス  109.93(-2.88 -2.55%) 	
ユナイテッドヘルス  254.96(+1.04 +0.41%)	
IBM  130.15(-2.96 -2.22%)	
アップル  273.36(-0.16 -0.06%)	
ベライゾン  54.16(-0.90 -1.63%)	
マイクロソフト  162.01(+3.83 +2.42%)	
インテル  55.52(-0.31 -0.56%)	
ファイザー 33.42(-0.68 -1.99%)	
メルク  76.56(-1.52 -1.95%)	
シスコシステムズ  39.93(-0.11 -0.27%)	
	
MINKABUPRESS編集部 山岡和雅

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