[11月11日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 11月5日〜11月8日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 35,750 36,500(7) 35,750 (5) 35,760 +10
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<シカゴ>8日終値 前週末比 |<週間統計データ> (10月31日まで)
24/12 431.00 +16.50 |週間輸出検証高: 77万9,078トン
25/ 3 444.25 +15.00 |週間輸出成約高:283万2,000トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 152.70円 前週末比 0.22円の円安
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【前週のレビュー】とうもろこし市場は限月間で値位置が異なるがサヤ取り売買は難
しい。新規売買は不向き。シカゴ市場はハーベストプレッシャーが強い。8日に需給報
告の発表があり、事前予想が材料視されるとした。
【とうもろこし先限は一時3カ月ぶり高値も上げ幅失う】
とうもろこしは、6日までほぼ無風状態だったが、7日の午前の取引で買い優勢とな
った。上げ幅は限月によって異なり、期近3月限が1400円高の暴騰、期中5月限と
先限が740〜750円高。先限は3万6500円まで上昇し、8月1日以来、約3カ
月ぶりの高値をつけた。ただ、その後、夜間取引の序盤で先限は740円安となり、ほ
ぼ日中取引の上げ幅を失った。一方、期中5、7月限は3万7000円台で高止まりし
たまま。限月間で強弱感はバラつきがある。
シカゴコーンが上伸し、期近12月限が420セント台後半で高止まりしていること
は支援材料だが、とうもろこし市場は商いは低迷したまま。新規買い資金が流入してい
る印象はない。先限が上昇基調にある25日移動平均線(3万5350円)を上回る状
態が続くなど、テクニカル要因は強気ではあるが、引き続き、新規売買は仕掛け難。
【シカゴコーンは上伸、需給報告に対しての反応の見極めが必要】
シカゴコーンは上伸となった。米国産コーンの収穫は順調に進展し、今月3日現在、
91%に達し、今月半ばにはほぼ終了しそうだが、ハーベストプレッシャー(収穫期の
売り圧力)を売り材料視する動きは弱まっている。11月に入り、8日に米農務省(U
SDA)から発表される月例需給報告で需給ひっ迫が示されるとの観測が強気材料視さ
れる日が多くなった。
期近12月限は今月4日、420セントで上値を抑えられたが、その後、410セン
ト割れはなく、6日は420セント超えとなると上伸し、7日に428.50セントま
で上昇し、10月3日以来の高値をつけた。420セント超えで投機家の買い戻しがか
なり膨らんだもよう。今年の米国産コーンの生産見通過しの下方修正予想、旺盛な輸出
需要に加え、大豆が1000セント超えから一段高となったことも支援材料。
8日に発表される需給報告は、事前予想によると、24/25年度の米国産コーン
生産見通しの事前予想平均が150億0600万Buと10月予想の152万0300
Buを上回っている。8日の需給報告発表後、430セント超えから一段高となるか、
420セント台前半まで反落となるかが目先の注目要因。需給報告に対する反応の見極
めが必要だ。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
11日 ●仏(第一次大戦休戦記念日)、米(退役軍人の日)、加(戦没者追悼日)
国際収支(経常収支) 2024年9月(財務省)
12日 英雇用統計 2024年10月(国立統計局)
独消費者物価指数 2024年10月確報(連邦統計庁)
独景況感指数 2024年11月(ZEW)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
米国産コーン・大豆収穫率報告(USDA)
13日 企業物価指数 2024年10月(日本銀行)
ユーロ圏鉱工業生産 2024年9月(EUROSTAT)
米消費者物価指数 2024年10月(労働省)
米財政収支 2024年10月(財務省)
14日 英国内総生産 速報値 2024年7-9月期(国立統計局)
英鉱工業生産指数 2024年9月(国立統計局)
ユーロ圏域内総生産 2024年7-9月期改定(EUROSTAT)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米生産者物価指数 2024年10月(労働省)
15日 国内総生産 2024年7-9月期1次速報 (内閣府)
中国住宅価格指数 2024年10月(国家統計局)
中国小売売上高 2024年10月(国家統計局)
中国鉱工業生産 2024年10月(国家統計局)
米小売売上高 2024年10月(商務省)
米輸出入物価指数 2024年10月(労働省)
米製造業景況指数 2024年11月(ニューヨーク連銀)
米鉱工業生産・設備稼働率 2024年10月(FRB)
米企業在庫 2024年9月(商務省)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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