日本時間午後11時に英中銀(BOE)のマン金融政策委員会(MPC)委員が講演する。マン委員は19日に「先行きを予測する物価・賃金指標は4カ月間横ばいで目標を上回っており、インフレ持続のリスクが高まっている」、「金利を据え置き、段階的な金利引き下げ戦略を追求しないことが重要である」と述べていた。前日に10月の英消費者物価指数が発表されており、総合、コア、サービスのいずれも、前年比の伸びが前月から加速し、予想を上回る結果となった。こうしたことを受け、マン委員があらためて追加利下げに反対の考えを示せば、ポンドが買われる可能性がある。 また、このあとの海外市場では、豪欧米の中銀関係者も相次いで発言することになっている。日本時間午後5時にブロック豪中銀(RBA)総裁が講演、クノット・オランダ中銀総裁が挨拶、同午後5時半にホルツマン・オーストリア中銀総裁が挨拶、チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事が挨拶、同午後6時にエスクリバ・スペイン中銀総裁が議会に出席、同午後8時25分にエルダーソンECB専務理事とパツァリデス・キプロス中銀総裁が講演、同午後10時45分にハマック米クリーブランド地区連銀総裁が挨拶、同22日午前0時半にレーンECB専務理事兼チーフエコノミストが会議に出席、エルダーソンECB専務理事が講演、同22日午前1時にホルツマン・オーストリア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、カジミール・スロバキア中銀総裁が会議に出席、同22日午前2時25分にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が討論会に参加、同22日午前2時半にハマック米クリーブランド地区連銀総裁が会議に出席する。 さらに、経済指標としては、日本時間21日午後10時半に11月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、同22日午前0時に10月の米中古住宅販売件数、10月の米景気先行指数の発表が予定されている。11月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、大方の予想が8.0となっており、前月の10.3を下回り、3カ月ぶりに低下するとみられている。10月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算395万戸となっており、前月の同384万戸を上回り、3カ月ぶりに増加すると見込まれ、10月の米景気先行指数は、大方の予想が前月比0.3%低下となっており、前月比では8カ月続けて低下するとみられている。 MINKABU PRESS
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