NY金・銀市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2649.0     2649.8      2621.7      2634.9     - 22.1
          (25/ 2)  2673.8     2678.5      2644.5      2658.5     - 22.5
   銀     (24/12)  3051.0     3067.0      3017.0      3044.9     - 23.6
         (25/ 3)  3112.0     3113.5      3051.0      3086.4     - 24.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           165,057       188,163       457,765        (- 10,658)
  銀           47,790        77,534       132,898        (-  4,735)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,782.00  - 128.65
     前日  149.62/64   1.0579/81   ・ナスダック         19,403.95  + 185.78
     本日  149.53/55   1.0499/01   ・10年米国債利回り      4.19  +   0.02
・NY原油  (25/ 1)   68.10 + 0.10  ・SPDR保有金残高    878.55      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が22.6〜14.8ドル安、中心限月の2
月限が22.5ドル安、銀が26.8セント安〜28.8セント高、中心限月の3月限
は24.4セント安。
 金2月限は反落。時間外取引では、トランプ次期米大統領のBRICSに対する関税
発言を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。
日中取引では、予想以上の米ISM製造業景気指数を受けて戻りを売られた。
 銀3月限は予想以上の米ISM製造業景気指数や金軟調を受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では2644.5〜2678.5ドルのレ
ンジで推移、前日比17.0ドル安の2664.0ドルとなった。2月限は安寄りした
のち、トランプ次期米大統領のBRICSに対する関税発言を受けて売り優勢となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では買い優勢となり、2675.0ドルまで戻した。その後は、予想以上の
米ISM製造業景気指数を受けて戻りを売られ、2656.3ドルまで下落した。
 トランプ次期米大統領はBRICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課
すと述べた。ドル高に振れ、時間外取引で急落した。また11月の米ISM製造業景気
指数は48.4と10月の46.5から上昇した。市場予想の47.5も上回った。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3051.0〜3098.5セントのレンジ
で推移し、前日比28.8セント安の3082.0セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、トランプ次期米大統領の関税発言を受けて売り優勢となった。欧州時間に入る
と、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では買い優勢となり、3113.5セントまで上昇した。その後は、予想以
上の米ISM製造業景気指数や金軟調を受けて戻りを売られ、3077.5セントまで
下落した。
 11月29日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1794万
0749オンス、銀は1000オンス減の3億0797万5039オンス。

今日の材料
・トランプ次期米大統領はBRICSに対して脱ドルを推進すれば100%の関税を課
すと述べた。
・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、ウクライナへの核兵器移転は検討
していないと述べた。
・11月のユーロ圏HCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.2
と、10月の46.0から大幅に低下した。速報値から修正はなかった。
・フランスで、バルニエ内閣に対する不信任決議案が4日にも採決され可決される見通
しとなった。極右・左派の両野党が賛成票を投じる意向を示した。
・11月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.0と、10月の
49.9から低下し、9カ月ぶりの低水準となった。
・第3四半期の伊国内総生産(GDP)改定値は速報値から変わらずの前期比横ばいだ
った。個人消費が好調だったものの輸出と投資の不振で相殺された。
・11月の米ISM製造業景気指数は48.4だった。2023年7月以来の低水準だ
った10月の46.5から上昇した。市場予想は47.5だった。
・10月の米建設支出は年率換算で前月比0.4%増加した。市場予想は0.2%増。
一戸建て住宅建設の増加が追い風となった。
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