アジア株は下落 韓国株の下げは限定的、44年ぶり「非常戒厳」もわずか6時間で解除 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 19621.08(-125.24 -0.63%) 中国上海総合指数 3365.37(-13.07 -0.40%) 台湾加権指数 23088.51(+61.05 +0.27%) 韓国総合株価指数 2452.19(-47.91 -1.92%) 豪ASX200指数 8443.90(-51.32 -0.60%) アジア株は台湾を除いて下落、韓国政治不安が重石。 韓国大統領は昨夜、緊急のテレビ演説を行い「非常戒厳を宣布する」と発表した。韓国で非常戒厳が出されたのは1980年以来、44年ぶり。その後、国会は非常厳戒の解除を求める決議案を可決、わずか6時間で解除する事態となった。 財務省は市場が正常化するまで無制限の流動性を供給する、必要に応じてあらゆる措置を講じると発表したこともあり、韓国株式市場ではパニック的な売りは見られない。為替相場でも韓国ウォンは下げ止まっている。ただ、大統領の突然の「非常戒厳」発表を受けた市場の混乱は続きそうだ。最大野党の「共に民主党」は大統領の即刻退陣を要求、応じなければ弾劾手続きに入ると表明。 韓国株は1.92%安、約2週間ぶり安値をつけている。エネルギーや公益関連が大幅安。金融や消費者サービス、ハイテク関連も総じて下落している。 香港や上海、豪州も連れ安。韓国のほかフランス、トランプ政権による対中関税など政治不安が高まっている。 米株が堅調なことは唯一の救い。きのうの米株式市場でナスダックとS&Pは揃って最高値を更新した。セールスフォースの決算が好感され時間外でも米株は上昇している。ナスダック高を受け台湾株は堅調、TSMCなどハイテク関連が軒並み上昇している。
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