ドル円は一時153.70円前後、高値圏推移=NY為替概況 きょうのNY為替市場、ドル円はロンドン市場からのドル高円安が継続した。朝方はそれまでの上昇に対する調整の動きが見られ、ロンドン午後につけた153円70銭台から153円20銭台を付ける動きが見られた。ただ米債利回りの上昇などが続く中で、ドル買い円売りが再び強まり、午後に入って高値を更新して153円80銭まで上値を伸ばした。その後は153円台後半での推移が続いている。 米債利回りは五日続騰(債券価格が続落)となっており、ドル高基調を支えている。一方でダウが7日続落となるなど、株式市場には調整の動きが入っており、円安の勢いを抑える材料となっている。 来週の日米の金融政策会合については、見通しが拮抗する場面が長く続いたが、今週に入って見方がほぼ固まってきた。 米FOMCは0.25%利下げの織り込みが短期金利市場で95%を超えてきている。注目は次回以降に向けての材料。今回は年末時点での金利見通しを示すドットプロットの発表があるため、かなりの注目を集めている。 日銀は据え置き見通しが広がっている。今月に入っても見方が拮抗し、一時は70%程度利上げを織り込むなど、期待が広がっていたが、ここにきて1月利上げの見通しが広がってきている。今週は利上げ期待の後退が円売りを誘った。会合直前となる来週は織り込みが済んだ後となるだけに、ここからどこまで円売りとなるかは微妙なところ。 MINKABU PRESS 山岡
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