NY原油市況=反落、中国小売売上高の鈍化を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/01     71.44       71.44       70.37       70.71        - 0.58
  2025/02     71.00       71.00       69.98       70.29        - 0.53
  2025/03     70.50       70.50       69.62       69.88        - 0.51
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              727,559             1,822,856    ( + 15,125)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/01     226.40    - 0.60
                            2025/02     226.66    - 0.70
         改質ガソリン       2025/01     197.57    - 2.61
                            2025/02     198.38    - 2.48
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。期近2限月は前営業日比0.58〜0.53ドル
安。その他の限月は0.53〜0.40ドル安。
 11月の中国小売売上高が前年比+3.0%まで鈍化し、前回値や市場予想を下回っ
たことが重しとなった。中国経済の減速傾向が続いているとみられている。ただ、中国
当局は来年の金融緩和や追加の財政政策を約束しているため、下値は広がらず。
 今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた模様眺めムードも圧迫要因。
先週末の上振れの反動が現れた。今回のFOMCは0.25%の追加利下げを決定する
見通しだが、米経済が堅調であることから来年の米利下げペースは鈍化する可能性があ
る。
 時間外取引で1月限は70.37ドルまで軟化。通常取引開始後は買い戻しが優勢と
なり下げ幅を削る場面はあったが、戻りは抑えられた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
今日の材料
・トルドー加首相、辞任を検討=報道
・イラク南部のバスラで複数の爆発=報道
・イスラエルを攻撃する拠点としてシリアを利用することは許さない=ジャウラニ指導
者
・トルコが反政府勢力を支配し、エルドアンはシリアを非友好的に占領した=トランプ
次期大統領
・ロシアとウクライナの戦争を止めるためプーチン大統領と協議する=同上
・バイデン政権がウクライナに米国製のミサイルを発射することを認めたのは大きな間
違い=同上
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